2018年2月3日土曜日

1つめのプレゼントの前に…


水曜日の帰り道、「明日2月1日から誕生日の前日まで1日1つのプレゼントを自分にあげよう!そうすると丁度38個のプレゼントが用意できる!」と思ったところまでは良かった(38個のプレゼント


いつぶりに拝んだのかわからないほどの太陽が今日お出ましとなり、昼休みはすぐ近くの道の駅に出かけた。


その時車の中でひなたぼっこしながら少し書き物もして、なんとも粋な昼休みを過ごしていた。


それを今日のプレゼントにしても良かったけれど、それではいまいち初回のプレゼントにしては物足りなく、とりあえずこれはプレプレゼントということにして、メインはまた新たに何か別のものにしようと心に決めた。


午後の仕事中も、何をプレゼントにしようか…と何回考えたかわからない(←今日はいつも以上に頭を使わなくていい仕事だった)。


色々考えた結果、家でひとりカフェをすることにした。


クローゼットにしまわれているカップを出して、この間おばから届いたドリップコーヒーで珈琲を淹れて、そしてちょっとしたお菓子を用意して…。


お菓子のことは忘れていたけれど、帰りにコンビニに寄った時にたまたま値引きされた大きなクッキーを見つけて、それをおやつにすることにした。



コンビニ自体10日~2週間に1回ぐらいしか行かないから、今日たまたま行って値引きクッキーを見つけたのはとてもラッキーだった。


そもそもコンビニで値引きされることはそんなにないし、今日寄ったコンビニは初めて立ち寄ったところでもあるから、そんなに値引きをするところだとは知らなかった。


スーパーの値引きと違ってコンビニの値引きは、個人的にとても得した気分になる。


コンビニを出る時も、赤信号で止まっていたおじさんが私が出れるようにと、わざわざ車をバックしてまで通してくれた。


なんてラッキーだろう!とおじさんに何度も頭を下げて家に戻った。


ボケっとして運転してたら曲がる道で曲がることを忘れてまっすぐ突き進んでしまった。


そこは雪が降ると道の状態がすごく悪くなるからいつも避けていた道だった。


でも今さら引き返すのも面倒だし、それで帰れないわけじゃないからそのままその道で帰ることにした。


こういう時って本当に不思議で、いつもはしないことをしたら思わぬ幸運に恵まれたりする。


今日もそうで、いつもとは違う道を通ったら、なんと昨日の皆既月食では見られなかった満月を、今日は満月ではないけれどそれに近い形の大きな月を見ることができた。


1ヶ月の晴れの日を片手で数えてもまだ指が余るぐらいに晴れない新潟県。


それがこうして晴れて大きな月が見える、しかも道を間違えたことで周りに何もない場所を通ったから、より一層月がはっきりと大きく見えるようになっていた。


1個目のプレゼントの日は何て素敵なことが起こるんだろう♪と1人で感激しながら帰った。

 

そこまではものすごく良かった。


そこから先、私はどっと疲れが出た。


おうちカフェに伴い、食器を出すのと同様、それらを置く漆塗りのお盆も出す予定でいた。




↑こんな風にして好きな言葉を紙に書き写してた。
『世界から猫が消えたなら』はとても良い本でおススメです☆

これは百貨店で何度も行きつ戻りつしながらもやっぱり気になる!と思って持ち帰ってきたお盆だった。


百貨店と言えども、私が見つけたのは割引ワゴンの中。


割引と言っても相手は百貨店だから、ホームセンター的なお値段ではない。


でも一生モノだと思えば、安い買い物だと思った。


そこで思いきって買った。


実際に使い始めたら、もうそれがあるだけでどれだけ素敵なおうちカフェとなるんだろう…というぐらいに素敵なもので、もう元は取れるぐらいに使った。


そして仮住まいのアパートにも持って行ったものだから、それがあることはわかっていた。


だけど、ちょっとだけ嫌な予感がした。


実は引っ越して部屋を片付けた後、ものすごーく大切にしているものを2つ失くしていて、それを探すために部屋の中にある全ての段ボールをもう何回も見た。


その時にお盆を見ていないことがうっすらと脳裏に浮かんだ。


気のせいでありますように…と祈りながら、お盆探しを始めた。


2回ほど部屋の段ボールを全て開けて見たけれど、お盆はなかった(汗)。


どうしてこうも大切にしているものを次から次へと紛失するのか不思議でならない。


というより、この自分の管理能力のなさにどっと疲れが出る。


あまりにも気になって、家に運び込まれてる他の段ボールもあさったけれど、とりあえずはなかった。


今日はあきらめて、また時間のある時に探すことにした。


出てこないのは仕方ないからあきらめて、それでようやくおうちカフェはこんな風になった。




これはこれでとても素敵なカフェに仕上がっている。


カップは、いつかの誕生日の時に友達が贈ってくれたもの。

 

~これを選んだ理由~

美術の場合、作品の制作にのめり込んで何時間も経っているときがある。

そんなとき、未完成の作品を少し離れて眺めながら一息入れる。

僕の場合、必ずコーヒーを飲みながら(笑)

そうすると、なんとなく「こうなったらいいなぁ」「こうしたいなぁ」っていうビジョンが見えてくる。

休息=作戦タイムみたいに。

そんな時間を大切にしてほしくて選びました!!

 

という手書きのメッセージももらった。


そのカップを久しぶりに取り出して、今日の1個目のプレゼントの舞台でも活躍してもらった。


カップの下のソーサー的なものは、妹夫婦からの何かのお返し。


姪っ子の誕生祝いのお返しだったような気がする。


妹のだんなのお兄さん夫婦はアートをしている。


物を作ったり絵を描いたり色んなことをしていて、そしてもらったソーサー的なものは2人のデザインの代表的な作品の1つ。


元は、ゴミと化したものからお兄さん夫婦はデザインを起こしている。


最初そのデザインのでどころを聞いた時ものすごく驚いた。


いつだったかは名古屋で個展開催をされたことがあって、私はそこに足を運んできた。


お2人ともとても素敵な方たちで(その時が初対面に近かった)、その時にこのソーサーのデザイン画も見てきた。


2次元の紙の上にしかなかったデザインが今度はソーサーのような形に生まれ変わって、妹夫婦経由で送られてきた。


色んな思いや情熱を注ぎ込んだものたちが今目の前にある。


ソーサーとして使ったのは初めてだけれど、とても良い。


すごく素敵なデザインだなと改めて思う。


クッキーのお皿は、私が気に入って買ったもの。


2枚あったけれど、1枚しかないところを見ると1枚は割ったと思う。


結婚や同棲することをひたすら念頭に置いて集めたお皿たち。


2枚あるものは私は必ず2枚購入していた。


結局どちらも実現することなく今に至るけれど、それでもやっぱりお皿は何回使ってもいい。


お盆は絶対に捨てていないし、両親たちは捨てれない人たちだから万が一2人の荷物に紛れ込んでても間違って捨ててることもないだろう。


またゆっくりと探して、いつかそのお盆も復活させたい。

 

思い付きでやってみたひとりカフェのプレゼント。


自分が思い入れのあるものたちを使うことで、また思い出が1つ増える。


まさかカップやソーサーをもらった時に、こんな風に使うことなんて想像すらしていなかった。


物って一度自分の手元にくるととても不思議なもので、そこからまた新たにストーリーが生まれる。


友達は休息と作戦タイムを兼ねた時間もプレゼントしてくれたけど、実際はそれ以上にもっと心が潤う素敵な時間をたくさんプレゼントしてくれている。


車の中で思い付いた時は1日1個のプレゼントと思ったけれど、実際に今日そのようにしてみて、手にするプレゼントは1つでもその実もっともっと色んなプレゼントが奥に隠されていることに気付いた。


また明日からのプレゼントが楽しみで仕方ない。

追記:明日と書いた2月2日はバタバタしてるうちにすっかりプレゼントを忘れた(汗)。
この文章を保存した時、文字数が3111になって、自分の誕生日と同じ数字でうれしかった。

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