2018年1月30日火曜日

ふみの日日曜日

昨日の日曜日は日長1日手紙を書いていた。

枚数にして38枚。

朝の10時半から夜中の1時半まで、途中昼&夜ごはんを作って食べて、お風呂入ってそこで少し本読んで、そして99.9%を見て、あとはずっとずっと手紙書き。

ボールペンのインクが途中でなくなった。

2人の友達に送り物をする。

1人は中身を知ってるけれど、もう1人は全く知らない。

中身を知ってる人も手元に到着するまではどんなのがいくのかは知らない。

中身を知らない友達の方にはとにかく詳細にその物がどんな物で、今回友達の元へ行くまでの事細かなプロセスを書いた。

そもそも今回用意したものをプレゼントしようなんて全く考えてなかった。

使っていて良いものだとは感じているけれど、それが相手にも良いとは限らない。

20年来の友達が今とても辛い時期を過ごしているのはわかったから、それで送ろうと決めた。

プレゼントの物を買いに行った土曜日、あの強烈な大寒波のまだ真っ只中にあった。

道が悪いことも雪が深いことも職場の人たちでそちら方面に行った人たちが言ってたから、気持ちとしてはそんな中車を運転したくなかった。

でも日にちは限られているし、翌週はちょっと厳しい。

そこで私は考えた。

もし本当に必要なものなら、必ず買いに行けること、ダメなら途中で引き返せばいいと腹を決めた。

出発して驚いた。

スキーのモーグル並みと言われてた道には雪がなくなっていて←多分除雪効果、そして天気はちょっとだけ雪は降ったけど、出かけていた4時間ほどの中で9割は曇り、そして時々太陽が顔を出してた。

全てが味方してると思った。

実際に店に行ってみると、なんと今回はその物を仕入れてる娘さんがおられた。

小さな健康食品店で、最初は東京に住んでる妹が地元の友達の紹介で年末に行って来た。

その時は妹たちが年内最後のお客で、店主のおじいちゃんに「うちは広告も宣伝も出してない。だけど人が来てくれて、来る人は基本的にみんな人づてで来る。本当にありがたい」と言っていたそう。

妹から噂を聞きつけた私ともう1人の妹とで、2歳の姪っ子も連れて年明けに3人でその店に行ってきた。

その時は奥様が店番をされてた。

その時に買ったものについて少し聞いたら、それは娘担当で娘は今出張マッサージに出てるからいなくてわからないと言われた。

普段から娘さんは店にほとんどいないとのことだった。

なのに奇跡的に昨日は店にいられた。

正しくは私がプレゼント用に購入したものが良いと感想をレジで言ってたら、奥から娘さんが出て来た。

そしてその物がどういう経由で来ていて、どういう風に作られているのかを教えてもらった。

私はてっきり娘さんが作ってるのかと思いきや、作ってるのは娘さんの整体のお客さんで、そのお客さんが来る度に作品を置いていくのだそう。

それを委託販売しているとのことだった。

その作る工程も極めて繊細な作業で、本当に作る環境や道具や材料には相当気を遣われてるとのことだった。

本当に良いものだというのは、私もよくわかった。

買ってく人たちが使ってみてすごくいいからワークショップを開いて欲しいという声もたくさん出ているそう。

でもそれには環境を整えるところから始めないとでそれは大層難しいから全て断ってるとのことだった。

値段も市場の相場の半額ほどで何でそんなに安いのか正直私はわからないけれど、娘さんいわくその方はそれを生業にしてなくてそれで儲けようとか一切考えてない方ですと言われてた。

純粋な気持ちで1つ1つ丁寧に作られてるから、それが持ち主のところにきちんと伝わるんでしょうね〜とも説明されてた。

他にも色々聞いて来たことを全て、2人分書いた。

そして、その量はその38枚の手紙のうちの半分を占める結果となった。

それは知らないより知ってた方がもらう側もいいだろうと思って。

今回の贈り物は、ストーリーのある贈り物だから、そしてそれを私が一部始終を見て知ったということは、伝える必要があって知り得たと思うから、だからくまなく伝えた。

1人の人はラインも電話もするからそれだけを書いて手紙は終わって、残りは20年来の友達にあれこれ近況報告をした。

年明け友達の誕生日で、少しだけメールに近況報告をしたけれど、実際はもっと色々なことがあったからそれを書いてたらすごい枚数に膨れ上がった。

学生時代にお互い何十通と文通していたし、多分彼女が私の歴史を一番良く知ってくれてる友達で、少しだけ近況報告をした先日も大変なさなかでも私の変化や出来事をあれこれ喜んでくれた。

彼女の近況も気になって、そこに私の感想を書いた。

「◯◯(元彼)とは最高の片想いだったと思う。
そして(今の)彼とは最高の両想いだと思ってる」
とメールにはあった。

今最高に素敵な恋をしてるんだろうなぁと思った。

元彼は私も友達だったから知っていて、私的には元彼も友達のことを本気で好きだったと思うけど、彼女からしたら何かがやっぱり違ってたんだなと思う。

そして友達の言葉を見て、最高の片想いと最高の両想いって私の場合誰だろう…なんて考えたりもした 笑。

そんなこと考えたこともなかったから、斬新だった。

メールの最後に友達はこんな風に締めてた。

「今は小さい幸せに支えられながら、毎日を過ごしてる感じ。」

色々大変なのも他の話でわかってたし、そこに気休めみたいなことなんか1つとして言えない。

でも最後の言葉は、その大変な渦中にいる今、友達が小さなしあわせを感じながら日々生きてることがひしひしと伝わってきた。

お互いにもう少し落ち着いた頃、思い出話やこの会わない間のことを語り合うそんな時間を温泉とかで持ちたいね〜と言っている。

10時間以上ひたすら書いてさすがに手は疲れたけど、心は一切疲れなかった。

今の時代、手書きの手紙なんかそうそう書くことはない。

だけどいつだって手書きの手紙は温かいと思う。

書く時ももらう時もどちらも嬉しい。

そして今回は特殊な形のプレゼントだったから、店でもらうちょっとオシャレな買い物袋を封筒代わりにした。

より一層手作り感が溢れてる。

こんなのポストに入ってたら嬉しいなと思う(自画自賛もはなはだしい)。

月曜の朝、仕事行く前に郵便局に寄って出してきた。

私がワクワクしてどうするんだろう…と思ったけど、今回用意したものがそれぞれの持ち主の元へ旅立って行ったかと思うと、妙に浮かれてしまった。

ふみの日日曜日は本当に楽しい時間だった。

そしてそこから広がる未来のストーリーたちの楽しみもある。

あと5時間後には起きて雪かきしないといけないのに、書く手が止まらない。

ここで止めてまた楽しみは取っておこう。

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