ひょんなことから電子書籍デビューをすることになった。
これまで「電子書籍」イコールそのための道具をまずは購入し、そしてその後電子書籍を購入する
という流れのものかと思っていた。
電子書籍のためにわざわざ道具を購入するのは面倒くさい。
iphoneで対応できるかもしれないけれども(←ちなみに今回調べたらできるらしい)、そもそも
iphoneでの日常使いで毎月容量いっぱいに使ってしまい、さらなるプラスは足すつもりなし。
それに電子書籍を購入してまで読みたい本などなく、何のメリットもないと思って無視していた。
ところがどうして電子書籍デビューをしたのかというと。
「honto」という、大手書店とアマゾン的なインターネット注文の両方を兼ね備えたサービスの会員
になっている。
時々クーポンが来たりして、丁度使う時期と重なると非常にありがたい。
そして今回来たクーポンで、電子書籍が先着●●名様まで無料で読めますとあり、その書籍の
選択肢の中に1ヶ月前に大型書店でたまたま出会った、いつかは全部読みたいなぁと思う本が
含まれていた。
これだけ世の中に大量の本が出回っている中で、たまたまその読みたいと思った1冊が含まれて
いたなんて、なんてラッキーだろう♪と心の中で小躍りした。
だから、その本欲しさで、ネットで「電子書籍」の構造を検索した。
どうやらパソコンでもいけるらしい。
とわかり、恐る恐るhontoのホームページから電子書籍用のプログラムをダウンロードした。
どうやらそれも無料らしい、でなければダウンロードするつもりもなかった。
無事ダウンロードも終え、お目当ての書籍も「無料購入」し、さぁどうなるだろうと開いてびっくり。
本当に電子書籍として、紙の書籍と同じようになっていた。
ただそれが紙媒体かパソコン画面かの違いだけだった。
いやはやびっくり仰天。
ちなみに無料で配布されていたのは全体の4分の1ほどで、残りはやはり有料とのこと。
全部読めないのは残念だけれども、とりあえずパソコンでも電子書籍を導入できると知れたのは
とても大きい。
話は変わるけど、多分こういうことでもなければ、わたしはあくまで紙媒体の書籍を買うだろう。
これは昔からの癖で、辞書も海外生活6年の間ずっと紙の辞書を使った。
電子辞書がどんなに便利なものでも、わたしには紙の辞書の方が何倍も良かったから。
紙の辞書の最大のメリットは、「単語の位置」を視覚的に覚えることだった。
一度で覚える単語はまだしも、何回も引かないとすぐに忘れてしまう単語というのがある。
そういう単語というのは、何回も引くうちに全体のページの右下にあったとか、左ページ側の中央
だとか、そういう位置を覚える。
これと語学力向上の関係性をわたしは説明できないけれども、これは電子辞書には絶対にない
大切な機能の1つ。
あとすごく役立ったのは、調べた単語の前後だけでなく何十もの単語が見開きのページにあり、
それらももれなく視界に入ることだった。
たまに興味深い単語があると、関係ないのに読んだりもしていた。
他にも、例えば補足で何か自分の言葉で足したい時、紙媒体の辞書には直接書き込める。
これもすっごく大事なことだったから、わたしは未だかつて一度も電子辞書を使ったことがない。
さらに言えば、使い方の用法なんかは、紙媒体の方が一目瞭然で見やすい。
電子辞書も年々バージョンアップしていて使いやすくなっているけれども、やはり紙で慣れた
せいか紙で用法をパッと見て必要なところをしっかり読む方が使い勝手がいい。
実はこれ、本にも同じことが言える。
本全体の真ん中あたりでさらには右のページとか左のページに書いてあったような・・・という具合
に時々本から情報を拾う時にそうやって使うことがある。
電子書籍は所詮1枚の画面でしかないから、そういう視覚とそして手に持った時の厚さというか
体感覚は絶対に再現できない。
そんなこんなで、今回はお試し的な感じでの電子書籍デビューとなったけれども、本当にお試し
一度限りで終わりそうな予感がしている。
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