2015年5月24日日曜日

人生のお手本

半年前、どうにもこうにも首が痛くて困った時。

身体的な症状というよりも、何か自分でも気付いていない内面のことが体に出ているなぁと思い、

それをきっかけに辿り着いたブログがある。

きっかけは首の痛みだったけど、その時ばかりはその首の痛みに感謝したくなるぐらいに、

ものすごく良いブログに辿り着けたことを喜んだ。

沖縄在住の方だけど、年に1~2回愛知県でも勉強会を開催している人だというのはブログを

通して知った。

そして待ちに待ったその勉強会が今日だった。

勉強会にも興味はあったけど、わたしはむしろその方の生き方やその人そのものに興味があって

それで行ってきたようなものだ。

うちから20キロ強離れたのんびりとした町に初めて行った。

名古屋から20キロ程離れると、こんなにも雰囲気が変わるものかとびっくりした。

のんびりという言葉が合っている。

子どもたちもその辺をぐるぐる自転車で乗り回したり、公園の大きな水たまり場でばしゃばしゃ

していた。

時の流れが実にゆったりとしていて、喧騒とは無縁のような田舎と呼ぶにはちょっと都会的な町

だった。

何せブログでしかその方を知らないし、あとは申込の返事をメールでもらっただけで、何一つ

知らないまま足を運んだ。

ちなみに、申込の返事も一人一人にきちんと出されているようで、決まりきった言葉ではなく、

わたしの申込に対してきちんと返事を書かれていたことがとても印象的だった。

余談だけど、ブログでは何でも思ったことをストレートに表現されていて、非常に辛口だ。

時々、それで自分も痛いところを突かれたなぁと思うこともある。

だからどんな人なのかドキドキしながら行ったのだけど、行ってまずはびっくりした。

わたしより幾つか年上の男性だけど、あんな風にまっすぐに笑う成人男性を日本で初めて見た。

外国ならわかる。

父がわたしに笑顔を向けるのもわかる。

友達同士でならまっすぐの笑顔もありだ。

だけど、営業用のスマイルでもなく、かと言ってオーバーフレンドリーな笑顔でもなく、とにかく

見ただけで安心するようなそんな笑顔の40歳近い日本人男性を初めて見た。

そして、あの辛口ブログの筆者と同一人物とは思えないぐらいの柔らかい感じの方だった。

良い感じで独特のオーラを持っていて、そして受付の一連の流れも、これまでの受付の中で

一番良い感じで、もうそれだけでも行って良かった。

何せ一番前の席がぽっと空いていて、わたしはそこに座ったのだけど、他にも後から来た人たち

への対応を観察していて、同じように丁寧で親しみのこもった対応をされていた。

2時間~2時間半位の勉強会だった。

内容は自分が知りたかったこととこれまでに見知ったことの復習と、すべてが本当に素晴らしい

ものだった。

そしてその伝え方が実にソフトでわかりやすく、難しい言葉なんて何一つなくて、そして今日聞いた

すべては今すぐに実践できるものばかりだった。

その人は、自分の生き方にブレが一切ない。

自分の使命を常に全力でまっとうし、まっとうできるように見えない部分での努力も怠らない。

努力だけではなく、楽しむことも全力で楽しむ姿勢がよく伝わってくる。

久しぶりに、心底「この人の生き方かっこいい!」と思う人生のお手本のような方だった。

もちろん、この人のこういうところいいなぁ、こんな生き方素敵だなぁというのはその方以外にも

いるし、そして自分も取り入れたいなぁと思うことはある。

ただ、今日の方は、もうレベルが別格だった。

あまりにも届かないような森山直太朗や他の著名人みたいな風でもなく、かと言って友達ほどの

親しい位置にいる風でもなく、何がどういいのかも言葉での説明は難しいけど、とにかくお手本に

したい、そんなのを間近で感じた。

半年前の首の痛みを思い出す。

もうどんな風に痛かったのかも忘れたし、そのブログに出会ってしばらくしてから痛みも消えたから

そのまま特段何ということもなかったけど、あの首の痛み無しには出会えなかった人だ。

首の痛みが運んできた一期一会。

本当に出会えて良かった!

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