2015年3月30日月曜日

5年越しの春

春がやってきた。



これはうちから数十歩のところにあるご近所さんの桜。

このおうちは毎年桜の時期だけ、夜になるとライトを付けて夜桜を道行く人たちに提供してくれる。



これはある邸宅の塀の外側に舞い落ちた桜の花びら。

この家の素敵なところは、古い家で敷地も狭いし家もこじんまりしているけど、

桜の木を庭に植えてあるというのがとても粋だ。


この桜、実は今年初めて見た桜だ。

2010年の4月のいつだったかに今の場所に引っ越してきて、

今年が通算5回目の桜の季節になるけれど、

実はこの桜並木の道に気付いたのは今年が初めて。

だからこの場所を歩いたのも初めて。

うちからほんの数百Mの距離なのに、ずっと知らずにいた5年越しの桜の存在。


これが上の桜並木の道の川を挟んだ向かい側。

ちなみにこの川、ものすごく汚いけど、桜があるだけであら不思議、とても映える。

ここも5年越しのお初の場所。


たんぽぽの綿毛とたんぽぽと桜の花びらのコラボレーション。

たんぽぽが綿毛になるにはまだ早い時期だけに、この3つの一期一会の確率を考えたら

ものすごく感動した。

ちなみに、「たんぽぽの綿毛」の花言葉は「神のお告げ」。

3年前の春、結婚25周年を迎えようというある女性に出会った。

旦那様との関係に悩みに悩み、離婚寸前の状態にあった。

その方と、目の前は片側2車線の大きな道路が走っているマンション2階の1室にいた時のこと。

なぜか、たんぽぽの綿毛がマンションの部屋の中に風に運ばれてやってきて、

住人の方いわく、そんなことはこれまでに一度もなかったとのこと。

その女性は、それを見て涙目になっていたことを今でもはっきりと憶えている。

そしてその後。

その方と旦那様の関係が劇的に変化し、すっかり夫婦仲を修復された。

たんぽぽの綿毛を見る度に、あの奇跡の綿毛を思い出す。


この花、例の桜並木の道を歩いている時に見つけた。

360度アスファルトに囲まれている所に根を下ろし、

これからきれいな花を咲かせようというところ。

この強い生命力に、ただただ感動する。

そして人間である自分が元気をもらう。


桜の季節の名古屋城。

歩いて行ける距離なのに、桜の季節に名古屋城近くまで行った記憶がほとんどない。

冬のある日、名古屋城そばにある名城公園のランニングコースを歩いていた時。

普段は木に覆われて何も見えない場所なのに、冬で全部葉っぱが落ちて、

名古屋城が丸見えになるスポットにたまたま行き当たった。

その丸裸の木々が桜だと知ったのは今日。

満開の桜で、今日同じ場所を歩いても、もう名古屋城はそこからは見えなかった。

毎年毎年、桜の季節になると自然の生命力にただただ驚く。

4 件のコメント:

  1. 桜並木、めっちゃきれい!!
    去年は桜をいっぱい見たけど、なぜかそんなに感動しなくて
    今年は桜が見たくてしょうがないのに時間があまりないっ
    春になるとわけもなく嬉しいよねー

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  2. あき元気~?
    本当に桜がこれまでにない位きれいで、今年はちょくちょく見に行ってる。
    春になると、それだけでなんだか嬉しくなるのわかる~!
    特に、あの桜が咲く時期の数日間しかない独特の雰囲気、すごく好き♪
    神戸も今満開かな?

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  3. うんうん!独特の空気感があるよね。
    美しいんだけど、ぴりっとしていて緊張感がある。
    「咲誇る」という言葉が桜にはぴったりだねー
    神戸は、新神戸の前が七分咲きくらい、私のお気に入りの五毛通りという坂の並木道(細い道路の中心に向かって桜が咲いているのでまさにトンネル!)があって、そこはまだつぼみなんじゃないかなー。
    来週お休みがあれば雨でも行ってみる!

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  4. あきへ。
    「咲き誇る」
    ほんとに、桜にぴったりの言葉だよね!
    他の花、例えばひまわりとかコスモスとか、咲き誇るって全然合わなくて、やっぱり桜に一番ふさわしい言葉のように思う。
    名古屋は、写真撮った日と次の日が最高で、昨日からは天気崩れて、そして天気回復する頃には葉桜になりそうです(涙)。
    ほんと、桜は一期一会だね~。あきも見れるといいね~!

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