2014年12月20日土曜日

いいね!のふしぎ

わたしは日常的にいくつかのブログを、それもどこの誰かも知らない、だけどたまたま何かの

流れで辿り着いて、読んだら面白くてはまった、という方たちのブログを読んでいる。

大きく分けて、料理のブログと障害や病気を持ってしまった子どものお母さんの子育てブログだ。

それぞれ数名、個人的に好きなブログの著者が存在する。

今時のブログと言うのは、「いいね!」機能がついているものが大半で、

その記事を読んでいいと思ったら、「いいね!」を押すんだろうと思う。

わたしは押したことないからわからないけど(登録手続きが必要らしい)、

まぁ、いいと思ったものに「いいね!」というのは十分に理解できる。

今回、その「いいね!」に違和感を覚えたのは、ブログからまた別のブログへとネットサーフィン

をしていた時。

わたしが日常的に読む方たちの記事は、少なくとも「いいね!」は2桁。

ひとりだけ、レシピ本を出版された方がいて、その方は3桁。

1桁という方もいらっしゃる。

でも、その「いいね!」の数うんぬんではなく、内容はどの方のものもすごく新鮮で面白い。

プロの書き手ではないのに、文章表現がずばぬけている方もおられれば、

障害や病気を持ってしまった子どものお母さんなんかは、もうその細かな気付きや感性が

すごい。すっごい小さな出来事に喜び悲しみ怒り笑い、ひとつひとつを愛でるかのような姿は、

時として涙が出てくるぐらいに心に響く。

料理ブログの方たちも、自分たちがうまくできたレシピを無料でじゃんじゃか公開されてるし、

おいしい食材や調味料を使っての感想や仕入れ先も惜しみなく出されているし、

とにかく、どれもこれも何かしら発見と感動に充ちている。

話は戻して、ブログネットサーフィン中。

単に○○食べましたとか、○○に行きましたとか、○○もらって試してみましたとか、

感想もなければ情報もない、はっきり言ってまったく面白くない

芸能人であれば許されるような内容でも、

一般人が同じことすると非常に痛々しいようにしかわたしには見えないブログ、

そういうブログたちに何百の「いいね!」がついているのを見て、驚いた。

なぜ、そんなものに「いいね!」が何百もつくのか。

それが数人続いて、何か違和感を覚えてしまった。

「いいね!」って何だろう??

話はそれるけど、これは友達が教えてくれたスペイン語の「いいね!」。

スペイン語だと「me gusta(メ グスタ)」で、それは英語に直訳すると「I like」になる。

厳密に言うと、gustaはlikeとは違っていて、likeは「わたしは○○が好きです」という感じだけど、

gustaは、「○○がわたしを好きにさせる」という感じになる。

日本語の「いいね!」よりも、スペイン語のいいね!(me gusta)の方がより親しみがあって、

そして「わたしもそれいいと思ったよ~!」という感じがひしひしと伝わる。

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