2014年8月9日土曜日

食についてのあれこれ

ここ1年位だろうか、外食しても「おいしい!」と思うことがとっても少なくなった。

基本的に食べることがとても好きだし、好き嫌いもないに等しいし、

どんなものであれ、出されたものはきれいに食べる習慣がついているから、

食べ残すこともないけれど、

「これ、うまい、また食べたい!」というのは少ない。

例外的に、精肉店直営の焼肉食べ放題のところと、ホルモン専門店のところは、

いつ行ってもおいしいし名古屋にきてから何回通ったかわからない。

あとは、近所の毎朝手作りの小さなパンを出してくれるモーニングのお店とか。

でも、基本的に何度も通うということは、ほとんどない。


ついこの間、手作りお惣菜のおいしいお店と呼ばれるところに初めて行った。

結果として、「わたしでも作れる」という感想だった。

もっと言うと、すべてしょっぱくて、しょうゆならしょうゆ、味噌なら味噌、塩なら塩の味が

単体で際立っていて、調味料を口にしているのか、料理されたものを食べているのか

わからない位だった。


自分が料理上手だとも思わないし、料理に異常なこだわりがあるわけでもない。

でも、日々自炊していると、大抵のものは作れるようになってくる。

しかも、材料や調味料も特別高価なものでなくて、スーパーで安価に入手できるもので、

十分おいしいものができあがることも知っている。

そういう風に自分の舌が慣れてくると、

お金を払って食べるお店というものに対して、

中途半端なものを出していることに、損した気持ちと残念な感じと、場合によっては怒りなんかも

ふつふつと湧いてくる。

お金を払ってサービスを受ける、この場合なら食事になるわけだけど、

そういうものに対して、ある程度のレベルでないと満足できない自分に気付いた。

逆に、ファーストフードなんかだと、安い速いが売りで味は二の次と思うと、

ふつうにおいしいと思って食べられる。

わたしが苦手なのは、「食にこだわってます!」風に見せかけて、

人の手を介してすべて調理されていて、

なのにおいしくなかったりまずかったりすることなんだと思う。

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