2023年10月28日土曜日

秋の遠足

刺身定食に焼魚定食
そこに単品でたらの煮付けを足した

湯呑みや茶碗と比べるとわかるだろうか
たらは大人の男の人の握りこぶしより大きい

初日の夜の宿のごはんの締め
魚沼産の釜炊き新米コシヒカリ

2日目の朝ごはん
新米はもちろん、
手作りおかずがとてもおいしかった!

三国川ダムの上の方からの景色

雲洞庵
魚沼市にあるお寺

上の写真の屋根の内側
いつも思うけれど、よくあんな高いところに
お札を貼ることができるなと思う

本堂に続く道

2日目のランチ
魚沼で開催中の「本気丼(まじどん)」

2日目の夜ごはん

1日目弥彦神社で引いたおみくじ

明日は月蝕の満月
(2023/10/28)

月のアップの写真

2023/10/23

今回もなかなかなツッコミどころ満載な話をしようと思う。


いつもとは若干毛色が違うけれど、いつも以上に妄想が暴走気味な話になるだろうと思う。


瞬間瞬間にイケメン上司がよぎり、これがイケメン上司相手ならで始まる想像は全ての瞬間で起こり、私は今一体何を体験しているんだろう?と自問自答が止まらず、そんなこんなで今1人になってブログ書く時間を取れるようになって、ここで色々吐き出す予定。


どういう順番で話すと良いのかわからないから、とりあえずいつも通り前置きやら説明やら思いついたままに。







10月になってすぐぐらいだったと思う。


男友達から突然連絡が来て、元気かと聞かれた短い文章を見て、普段連絡など寄越さない人からの連絡を見て「これ何か絶対にあるよね」と思ったけれど、私は元気、友さんは?とだけ返した。

(プライバシー保護?のため、この後からこの男友達のことは「友さん」とここでは呼ぼうと思う)


友さんは元気じゃなく、そしてメンタルやられて療養休暇になったと返ってきた。


酒飲んだり旅する元気があるなら、私がそちらに行くかもしくは友さんが新潟に来る?と途中で返して、そこからはトントン拍子に友さんが新潟に来て旅することが決まった。


ということで、私は1日有休を取って日月で日程を組んで友さんに新潟に来てもらって2人で温泉観光旅行をしてきた。


友さんと私とはもう干支が一回り以上の付き合いだし、なんだかんだと1〜2年に1回以上のペースで会っているし、ごくたまに電話もするし、2人きりの時間もあったけれど(大体誰かしらと団体で再会パターンが多い)言うなれば性差を超えた友達という感じ。


男友達と温泉旅行に行くなどというのはかなり変な取り合わせだと思うし、普通なら男女の仲でしょ?と思われるようなシチュエーションかもだけど断じてそういう仲ではないし、もし本当に何かあったならこんなこと堂々と書けないし、でもそれが本当のポイントじゃなくて私にとっては友さん云々ではなく色んな瞬間にイケメン上司のことが出てきてそのことで色々想像して感情が大きな振り幅で動きまくったことの方が印象に強く残って、だからそちらについて書きたい。







そもそも交通手段が何でどうやって待ち合わせするかという相談から始まった。


新幹線か車かで大きく変わるから、とりあえず交通手段を決めてから具体的な場所を決めることになった。


車で来ることとそれなら関越道経由だから、関越で新潟県に入ってわりとすぐの今の時期新米のおいしい魚沼地域にしようということになった。


場所が決まったのはいいけれど実際にどう待ち合わせるかという相談を電話でした時に、私は当初宿のところから一番近いインターチェンジの近くの目印になりそうな建物で待ち合わせと思っていた。


地図なんかでも調べてわかりやすい建物を1つ候補に挙げて、そこで待ち合わせして1台で動いて、あとは宿に行く前に2台に分かれてまた次の日も同じところにまず行って1台に乗り換えてという若干ややこしいけれどそんなことを考えていた。

(田舎ゆえに有料駐車場は近辺にないから、半日くらい放置しても大丈夫そうな駐車場に止めるしか基本手段としてない。)


そうしたらなんと友さんがうちの家まで来てくれて私を拾って、帰りも私のことを家まで送ってくれるという。


聞いたら前日から群馬あたりに入って、次の日の当日に新潟入りしようと思ってたようで、そういうことなら「本当にいいの?」と口では言ったけれど本当に図々しくその提案に便乗して、なんと私は家で待機という素晴らしい待遇になった。


ちなみに友さんはこんな風になった。


1日目:自宅群馬魚沼うち弥彦(観光してからの)弥彦魚沼

2日目:魚沼群馬寄りの魚沼うち福島


うちの家に寄ると道中では決してなく、ひらがなの「く」を反対にしたような迂回をして我が家を経由して(プラス高速も乗り降りして)それで行くことになったけれど、友さんはそれで構わないと言う。


高速代とガソリン代を加味してその分のお金を用意して渡したら「要らない」と言われて、本当にタダで送り迎えをしてもらった。


2023/10/24の独り言

ここまで書いて仕事に行った。

その時にちょっと冷静になって、「このブログ、誰得情報…Σ( )))) ?」と思い、書くのもどうかと思った。

イケメン上司の顔は見えないけれど、これどんな気持ちで読むのかと想像したら「書かなくてもいいんじゃね!?」という気持ちになり、ペンジュラムに何回か聞いているけれど、書くことにYES

お得情報では絶対にないどころか不愉快不快情報・要らぬ情報なんじゃないかと思われる。

カードも引いてみたけれど、どうやら書くらしい)







1つ1つのエピソードを書き出したら終わりそうにないから、どんなことが頭の中を駆け巡っていたのかを書いていきたい。


まず、家に迎えに来てもらえることになって、我が家の茶の間でコーヒーを飲みながら今日の予定を話し合った。


とだけ書くと優雅な雰囲気だけど、実際にはまさかの友さんが朝の719LINE寄越して、うちから2時間もあれば着くサービスエリアにいて(꒪ꇴ꒪)、このままだと9時半には我が家着、その時の私はまだ家の掃除に自分の身支度どころか風呂に入るのとさらには旅支度と全部終わっていなくて、なんなら夜の晩酌用に買っておくねと約束していたおぼろ豆腐も買いに行っておらず、ということを赤裸々に何回目かのコールさえも携帯ご臨終級の壊れ方をして家電から電話かけてようやく繋がった電話で状況説明して、友さんは「ぶっしーが10時の方が都合が良いならそのくらいに行くよ」と言ってもらい、それで話をつけて電話切った後速攻で残りの掃除と風呂入って身支度と旅支度と、そしてちょうど切らしたコーヒー豆と車内で飲む水とおほろ豆腐の買い物に出た。


余談だけど、もうずっと携帯の調子が悪く、とにかく充電が持たないのと(1日3回以上充電必須)秋の始まりあたりからさっきまで満タンに近い充電があったのに突然電源が落ちることがあって、まさかの友さんと電話する必要があるそのタイミングで本当に携帯が逝ってしまって(の後にまた復活して、今週末こそ買い替えに行く予定)、家電から電話とかΣ( )))) 


前の日の土曜日、激しく雨は降っているしなんだか疲れ切ってひっくり返ってサスペンスドラマを見る体力はあっても他に何もしたくなく、途中で「うん、明日の朝に掃除しよう、買い物に行こう、風呂も明日の朝」と決めて堕落の1日を過ごした。


コーヒー豆が切れたのは不幸中の幸いで、それも土曜日に買いに行こうと考えたけれど雨で(面倒くさくなって)中止、牛乳も切れそうなのに買い忘れたけれど、当日スーパーに行ってみて突如「そうだ、新潟土産」と思いついて「へぎそば」と呼ばれる新潟特産の乾麺のそばを2種類買い物かごにぽいぽいと入れて買いに行ったのは本当に良かった。


友さんは私の家に来るなり「これお土産」と言ってきちんと友さんの住んでる街の名前入りの有名菓子みたいな箱入り菓子をくれて、私のスーパーで調達したへぎそばとの差は言わずもがなだったけれど、とりあえず手ぶらじゃなくて良かったと心底思った。


とまぁすったもんだな始まりだったけれど、その時も思った。


これがもしイケメン上司が家に来るとなったら、もう1週間前からどころか日程決まった時から毎日少しずつ掃除して、コーヒー豆も雨でも買いに行き、なんなら携帯も換えて、前日はパックの1つでもして美容に励み(時間の都合でタオルドライしただけの半分濡れた髪でスーパーへ)、お土産もさぞかし厳選しただろうと思う。


友さんは私がコーヒーを淹れるために台所に立っている間、茶の間にある仏壇に手を合わせてくれていて、それをたまたま見つけた私は「手を合わせてくれてありがとう」と言ったら「いや、仏壇があったからさ手を合わせておこうと思って」と言われた。


その心遣いが嬉しかった。


せっかく持ってきてもらったお菓子をその場で開けてコーヒーを飲みながら食べて、そのほのぼのとした感じが「もし今目の前にいるのがイケメン上司だったらどんな風だっただろう」とごく自然に思考はそんな風に流れて、目の前で友さんと会話しているのにイケメン上司のことがチラチラと頭にあって、それが今回はずっとそんな風だった。







まずは道の駅に寄った。


色々特産品なんかも置いていて、私は見慣れていても初めて来た人なら面白いだろうなと思って行く道中にあるからそうした。


過去にも一緒に旅行みたいなことを他の友達とも交えてしたことがあるけれども、友さんと2人で出かけるのはほぼ初めてで、だから道の駅とかで特産品を見るなんていうのも初めてのことだった。


友さんは私も初めて知った地域の手作り人形的な置き物に興味をやたらと示して、そしていい年したおじさんが自分用のお土産に選ぶとは思えないくらいの(失礼)とてもかわいいカエルの置き物を選んでいた。


新潟に来た記念になるものが欲しかったと言っていた。


ちなみにその道の駅はイケメン上司と知り合った職場のすぐ近くだけれど、当たり前だけれどイケメン上司と訪れたことがなく、もしイケメン上司と来たならイケメン上司は何に興味を示したりどういうこだわりを旅のおみやげ的なものに持ったりまたは全く興味を示さないのか、そういうことを知りたかったなぁと思った。


反応は十人十色でその十色の中でイケメン上司の色を知りたい、そんなことばかりを旅の間中ずっと感じていた。







お昼は海のある町に行って、そこの個人経営の私も初めて入るお店に行った。


カウンターを案内されて横並びに座った。


大将が目の前で調理をしているところを見ながら、刺身定食と焼き魚定食、そして煮魚を単品で頼んで2人でおかずをシェアすることにした。


おいしそうなごはんたちが運ばれてきていざ実食となった時にはたと気付いた。


焼き魚は魚まんま1匹で、煮魚のタラも大ぶりで骨もたくさんあって、何にも考えずに頼んだけれどどちらも綺麗に食べるのは至難の業の魚たちだった。


どうやっても綺麗に食べれないし私は特に魚をマナー良く食べるなどできない人だから、友さんに魚に苦戦しながら「食べ方が汚くてごめんね」と一言先に言った。


友さんの返しが素晴らしくて「最後に綺麗に食べたら大丈夫だから」と返ってきた。


そう言われて気にせずに魚たちをシェアしながら食べ続けた。


お店の人からも「綺麗に食べていただいてありがとうございます」と言われたくらいに2人で少しばかりのツマを残した以外はペロリとおいしくいただいた。


本当においしい魚たちでそこは今度妹たちや両親、もし誰かが来るならその友達を案内しようと思った。


イケメン上司ともしデートできるなら、最初は魚料理は避けようなどとこれまた本当にどんな想像なのかと思うようなことを最初に思った。


友さんとはそれこそ何十回とごはんを共にしていて、飲んだくれてひどい醜態も見せたこともあればお互いの手料理を他の人たちも含めて一緒に囲んだこともたくさんあるから、別に今さら魚の食べ方1つで関係が壊れる心配などないけれど、イケメン上司だったらいきなり最初からそんなハードル高いことをしたら余計な心配が絶えないから「焼き魚や煮魚関係は最初は避けよう」と頭の中のメモに入れた。


メニューを決める時、メニューの中で「2人で食べる時のオススメの食べ方」というのがあって、それで刺身定食と他の魚定食をシェアする形にしたけれど、この時からメニュー見つつも「もしイケメン上司と来てたのならどんな風にメニューを選んだかな」と可笑しな妄想が広がりまくり、仲良しの程度にもよるにしてもこういう食べ物を注文する系の時にイケメン上司はどんな感じなんだろう?どうやって選ぶんだろう?とそういう興味関心がふつふつと沸き起こっていた。


食べ終えてから近くの魚のお店が数軒立ち並ぶ買物通り的なところに行って見て回った。


私はいつでも来れるから基本的に友さんに合わせて動いたけれど、こういうことに興味があったんだとか知らない一面を見たりもして、またしても「イケメン上司ならどうだったんだろう?」想像が広がって、まだ家を出て1時間2時間くらいでこんな風だったからもうずっとこんなかもなと自分の思考回路を笑いそうになりながら過ごした。


ここでちょっとしたハプニングもあった。


店を出て人がごった返している歩道に出て次の店に向かおうとしていた時のこと。


前を友さんがそのすぐ後ろに私がいて、次の店に行く前に引き返したか何かだった時に、友さんが方向転換して私の方を向いて私は前にそのまま進もうとしていたから友さんと軽くぶつかった。


ぶつかるのは別にかまわなかったけれども、ぶつかった場所が私の方は胸のど真ん中だった。


げっ∑(ΦдΦlllと思った。


良いとか悪いとかそんなことは考える余裕もなく「げっ∑(ΦдΦlll」だった。


瞬時にこれって友さん側は胸に当たったとわかるんだろうか?と思ったけれど、時間が経ってこんなことを書いている今(数日経過)は、仮にわかったとしてもおばさんの胸などたまたま当たってもありがたみも何もないし、私だって咄嗟に友さんの体のどこと当たったかなんてわからないから向こうもわからないだろうというところに落ち着いた。


お互いに「あ、ごめん」とか言いながらその場は終わったけれど、これイケメン上司だったら喜んでぶつかりたかったなとこれまた本当におかしな願望がむくりと出てきたけれども、一方でもし「あ、胸に当たってしまった」と相手側がわかるならイケメン上司相手なら気まずすぎて反応の仕方がわからなさすぎるという超現実的なことも思った、その非現実的な起こることもない一瞬のことを想像しながら。


本当に悲しいくらい、ぶつかるくらいに近くを歩いたり立ったりはたまた車という限定的な空間に2人でいるとか、そういうのが全くなく当時は過ぎ去ってしまったんだなと思った。







次にその海の町から20分ほど車を走らせた弥彦神社に行った。


弥彦は友さんの希望で行きたいと言われていたところで、それで行った場所だった。


私は車中で「重軽の石」について説明して、願い事を頭に描きながら石を持った時に軽く持ち上がれば叶うし重たくて持てなければ叶わないという解釈になると、おおよそそんな風に伝えた。


神社に入って手洗い場よりも前にあって、まずはそこで重軽の石を試した。


私が聞きたいことは行く前から決まっていた。


まずは何もせずに石を持ってみた。


重くてほとんど持ち上げられなかった。


続けて質問してから持ってみた。


「◯◯さん(イケメン上司)にまた会えますか?」


さっきとは比べ物にならないくらいにひょいと持ち上がった!!!


イエーイ♪─v()v─♪


と心の中で狂喜乱舞した。


一応今度は反対の質問をした。


「◯◯さんにもう二度と会えません」


最初よりもさらに重たくなって持ち上がらなかった。


これまたテンションが上がって、嘘でも偶然でもいいからとにかく石が教えてくれた答えに1人で超ご満悦になって、あとは仕事をいつか辞めるだの(もちろんYES)続けないだのと聞いてそこは終わった。


友さんは手応えがなかったようで「よくわからなかった」と言っていた。


2人で参拝して私はその後おみくじを引いて大吉を引き、それよりも「願事 時くれば叶う」「待人 来る 便りあり」の方がさっきの重軽石のこともあったから強く印象に残った。


是非とも叶って欲しいしお便りも欲しい。


その後境内入口にある御守りや御朱印売場のところに行った。


友さんが御朱印欲しいなと言っていたから。


御守りを見ていたら、「身体健全」と謳われたもので各干支ごとの小さな御守りがあった。


その場で友さんの干支を聞いて友さんの健康回復を祈って1つ買って渡した。


友さんは私から袋を受け取ると「せっかくだからすぐ付けよう!」と言って自分の肩掛けバッグの持ち手部分にすぐに袋から出して付けてくれた。


あげて良かったなと思ったし、そうしてすぐに使ってくれるというのはあげた側としてもとても嬉しい。


そしてその時ももれなく思った。


イケメン上司にも何かしらあげたかったし、それは押し付けたり無理矢理渡したりするのじゃなくて本人も喜んでくれて使ってくれてみたいなことを体験したかったなと思った。


そういうのが何もなかったし、イケメン上司専用のオルゴナイト(御守りのようなもの)も勝手に買ったけれど渡すことなくずっと私の手元に今も毎日あるし、なんだろうこのギャップ…(-_-)と思った。


友さんに御守りを渡すことは予定には全くなかったけれども、こういう時というのは本当になるべくしてそうなる、そしてそういう時は何の障害や弊害もなくスムーズに事が進むんだなというのも思った。







その後高速に乗って100キロ近く離れた魚沼の温泉宿を目指した。


インター降りてすぐにイオンがあるのは知っていたからそこで夜部屋で飲むビールや酒、ちょっとしたおつまみを買った。


本当は何かを買おうと昼間に話していたけれどどうやっても2人とも思い出せなくてモヤモヤして、こういう時に私はモヤモヤはさておきその同じモヤモヤを誰かと共有できることが嬉しいし、そして今日何度目かわからない同じこと、イケメン上司とそういう日常の他愛もないものを共有したかったと思った。


宿には19時過ぎに着いて、多分ギリギリだったんだと思うけれど、宿の人から5分後にお夕食ですと言われて、スタコラサッサと荷物だけ部屋に置きに行って即座に大広間に向かってごはんになった。


釜炊きの新米コシヒカリが一番おいしかったと言いながら、普段とは違う感じでごはんを食べてビールを飲んだけれど、何回共にごはんをしたかわからないくらいに過去にごはんを一緒に食べてきたから、単に今日は場所が違うねという感じだった。


友さんの嫌いな食べ物も1つのお皿に入っていたけれど、「最近はこのくらいなら食べられるようになってきた」などと言いながら食べていた。


友さんの嫌いな食べ物は何とも思わないけれど、その人にしかない小さなこと、実社会で人にベラベラと話すようなことじゃないことを知っているって私はすごく特別なことに感じているけれど、この時も思った、ついぞイケメン上司の好きな食べ物とか嫌いな食べ物とか食べっぷりとか飲みっぷりとかそういうことを1つも知れなかったなと。


炊き立てのコシヒカリ新米を私は食べきれなくて、仲居さんを呼んでこれ部屋で食べたいから持ち帰りできないかどうかを聞いた。


そうしたらラップと塩を持ってきてくれて、仲居さんも綺麗に食べてくれることの方を喜んでくれた。


食い意地が張りまくりでこれ友さん相手だから全然そんなこと聞いていたけれど、もしこれがイケメン上司と初お泊まりとかだったら私はどうしてたのかなと思った。


なんなら生ビールのジョッキ大を普通に頼めたかどうかも怪しい( ̄∀ ̄;)


部屋に戻って友さんはたばこを吸いに行ってしばらく私は疲れきってボーッとしていた。


あまりにも戻ってこなくてどこかで倒れてるのかと思ったけれど、だいぶ経ってから戻ってきて友さんはしばらくゆっくりすると言ったけれど私は明日は入れない温泉の方に行くことにした。


なんと今回の宿、混浴風呂があってΣ( )、なんだけど夜は女性専用になるから(翌朝は混浴とのこと)、私は重たいおなかを引きずりながら風呂に行った。


ちなみに翌朝友さんは混浴風呂に行ったら(混浴風呂の方がダントツで泉質が良かった)、女の人たちもいたとのこと!


私は女性専用のもうひとつのお風呂に翌朝は入った。


夜も朝も私以外誰もいなくて、私は完全貸切風呂で超満足したお風呂になった。


部屋に戻ってから今度は友さんが温泉に行って、戻ってから買ってきたビールを飲み始めた。


私はおぼろ豆腐を持って行ったけれど、友さんは「これ好きなんだよね」と言って最近ハマっているドンキホーテに売ってるナッツを

持って来てくれた。


未来の晩酌を想像して、遠足のおやつみたいに買って、そしてシェアするって本当に特別なことで私はとにかく嬉しかったし、ここでももしそんなことをイケメン上司がしてくれたとするなら一生忘れないだろうと何にもならない妄想に明け暮れていた。


布団は縦半分くらいの間隔を空けて敷かれていたけれど、布団の近くに荷物を置けた方が良くない?とか言って、私はしれっと布団の間隔をさらに空けた。


飲むだけ飲んで次の日とそのまた次の日の予定も立てて、眠くなって「寝ようか?」と言って日付が変わる前には寝た。


私はいつも通りの中途覚醒型で何回か起きたもののいつも通りに寝た。


これもしイケメン上司とお泊まりだったらあまりにも緊張しすぎて眠れなかったかもしれないとありえない想像をこの時ももれなくした。(しつこいだろうけれど、このしつこい感じがずっと旅の間中続いていた( ̄∀ ̄;)







忘れないように箇条書きで書いておいたものの残りが下(ちなみに寺院は大して書くものがないから飛ばそうかと)。


寺院

夜ごはん

手ぐし

野菜の収穫

帰った後

嫉妬


で、これを見て「手ぐし」で思い出した( ̄∀ ̄;)


何せ当日の朝、友さんの電話を受けた後に慌てて旅支度をしただけあって、化粧道具一式を家に忘れたと気付いたのは1日目の温泉に入った後だった。


化粧水とかは持って行ったけれど、妹からもらった化粧ポーチがないと気付いたのは髪の毛をとかそうとくしを出そうとした時だった。


化粧してもしてなくてもさほど顔が変わらないから翌日すっぴんでウロウロするのは全く気にならなかったけれど(おい!)、くしはまずい。


普段の朝の自分の髪の毛とかを想像すると非常によろしくなく、本当にボサボサの寝癖だらけになる。


仕方ないから夜は手ぐしで、次の日の朝はまた温泉に行って(なんとシャワーまで温泉水というところですごかった)髪の毛濡らしてなんとかして、もうボサボサでも何でもいいやと開き直った。


1日目の時点で早々と友さんにも報告して、本心は知らなかったけれど一緒に「やばいね」とかなんとか言って笑い飛ばしてくれたからまぁいいかと早々と開き直った。


これイケメン上司相手なら私はどう切り抜けたんだろう?とここでも要らぬ想像に火がついてしまった(えっ?)。


っていうかイケメン上司となら間違えても当日出発1時間前に慌てて荷造りとかしなかったと思う。


実はくしは次の日の朝、救世主のようにくしが登場して事なきを得ることになった。


次の日の朝は新米コシヒカリとあとはオール手作りなおかずたちのバイキングだった。


コーヒーもあったけれど、コーヒーメーカーみたいなのが壊れていてインスタントのスティックになりすみませんと冒頭に説明を受けた。


そこでは飲まず、部屋に持ち帰って部屋で飲むことにした。


その時にまだポットのお湯は温かそうではあったけれど新しいお湯に替えようと泊まったフロアの中央あたりにあると言われたポットにお湯を取りに行った。


行ったらそこにアニメティの歯ブラシや浴衣なんかもあって、そしてその中にくしを見つけた!!!


私はお湯と共にくしももらってきて、そしてようやく手ぐしから解放されることになったv( ̄∀ ̄)v


とかいうくだらない話&自分の女子力の低すぎる話がこれ。

(44歳は女子ではないということはここではカット)







2日目は武士俣プロデュースの旅になった。


近くのダム(誰もいなくて完全貸切)寺院(2組3組くらいしかいなくてこちらもほぼ貸切)道の駅地元のスーパー「本気丼(まじどん)」と呼ばれる魚沼で毎年秋の新米時期に開催される協賛飲食店でのランチ塩沢と呼ばれる町の商店街散策酒屋さん立ち寄り雪国まいたけ直売店

という本当に観光みたいな日程だった。


本気丼は旅が決まった直後に友さんと役割分担して、私が宿を探す係、友さんに本気丼のサイトを送って友さんが本気丼を決める係になって、友さんが選んでくれた店だった。


魚、和食ときて、洋食のビーフシチュー丼みたいなのを食べた。


ここでも一言断って、ビーフシチューをわざとよかして、白いごはんだけの部分を出してごはんだけを食べたりもした。


行儀が悪いことだとわかってはいたけれど、食いしん坊ゆえに魚沼の新米の白いごはんだけを食べたかった。


ちなみにおぼろ豆腐を持って行ったのは、本気丼の中に豆腐がどんとのった丼があって友さんがそれも気になると事前の打合せの電話越しに言っていて、でも私は地元の特産の中に豆腐もあるからわざわざ豆腐は外で食べたくないと言って、そしておいしいおぼろ豆腐があるから当日の夜宿で晩酌する時に食べよう!と約束して、それでおぼろ豆腐を持って行くことが決まった。


寺院は私が1年前のゴールデンウィーク明けに1人で魚沼の方に日帰りで行った時に見つけたところでとても良かったのと、あと友さんが御守りが欲しいと言っていたからそれならその寺院も色々売ってたしだるまみくじなる木製の小さなだるまにくじが入っているものもあってお土産にも良いからと思って選んだ場所でもあった。


友さんは前の日に私が御守りをあげたからなのかあまり心惹かれるものがなかったのかそこでは何も買わず、微妙だったのかしらねとちとばかり不安になったけれど、最後家でお茶飲みをした時に「何が一番良かった?」と聞いたら「あそこの寺院かな」としばらく考えてから言っていたから、とりあえず場所は気に入ってくれて良かったなと思った。


スーパーも道の駅も色々立ち寄った中で、もしこれがイケメン上司と出かけられるものだったらもっともっと楽しかっただろうと2日目も初日と変わらないくらいにそういう想像が止まらなかった。


叶うこともないことを想像するのも本気でどうかと思ったけれど、そのたられば想像はずっと止まることも勢いを失くすこともなく、常にかっ飛ばしていた。







15時頃魚沼を出発して家に送ってもらうことになった。


私は何時でも良かったけれど、次の日は福島観光することに決めた友さんは私を送った後に山形か福島までまた100キロ以上の運転が控えているからあまり遅いのもねと思って、15時くらいの出発にしようとなった。


帰りの車中で今日も車中泊だと聞いたから、それならずっと運転しているから家で少し休んでからなんなら簡単でいいなら適当にごはんするからごはん食べてから出発したら?と言ってみた。


友さんはそうさせてもらえるならありがたいと言いながらそうすることになった。


急に決まったのはいいけれど、ごはん何にしようかな?と思った。


おなかもずっと食べてていっぱいだからたくさんは要らないというのは2人とも同じだったから、あとは適当に作ろうと思った。


家に帰る直前におぼろ豆腐を買った店に寄ってもらってそこで名物の栃尾のあぶらげ(油揚げ)を買って帰った。


家に着いてからまずはお茶飲みをした。


お茶の粉を入れすぎてすごく濃いというか濃すぎる緑茶を出して、初日の道の駅で買ってきた豆もちを食べた。


家の前で母が作っている野菜があるからそこでピーマンとなすを採った。


苗は倒れていて普通は人になど見せれるような有り様ではなかったけれど、全てにおいて今さらな友さん相手だから普通に倒れた苗のピーマンを収穫した。


その時に苗を挟んで私と友さんで向かい合わせにしゃがんで、ここにピーマンがあるよとか教えてもらいながら収穫して、それが私にはとても楽しかった。


そしてこの時に「本気でこういうくだらなさすぎることをイケメン上司としたかった!!!」と2日間の中で一番強く思った気がする。


そもそも友さんが家に来ることもこんなの一生のうちで一度きりだと思うし、そんな時に2人で倒れた苗からピーマンを探し当てて収穫するだなんてさらに時期やら何やら色んな条件が重ならないとそうはならない。


友さんを茶の間において、私は台所でさっと簡単なごはんを作った。


今ほど収穫したなすとピーマンの味噌炒め、ピーマンのおかか炒め(最近弁当のおかずでどハマりしている)、雪国まいたけで買ってきた白まいたけと道の駅で買ったぶなしめじの炒め物、そして買ってきたあぶらげはグリルで焼いた。


本気の家のごはんだし豪華さも手の込んだ感も全くなく、これ初デートとかなら絶対に出さないものたちを全て並べた。


友さんはそれでもおいしいと言って食べてくれて、私のガサツさがおかか炒めにもろに出てておかかが連なっていたところもあったけれどそこも食べてもらって、前よりも食欲が落ちたと本人も言っていたし私も見ていてわかったけれども、それでも普通にたくさん食べてくれた。


そうやってコーヒーに始まりごはんで終わって、その後友さんを見送った。







翌日友さんからLINEが来た。


家を出た後、車を運転していたら福島じゃなくて家に帰りたくなったとのことで、そのまま家に帰ったとあった。


すでに数百キロの運転をした後で療養しなきゃいけないほどにメンタルをやられて今回復するべく色々している中で、このまま無理するよりも家に帰ってゆっくりしてくれた方が私も安心というか無理をしなくて良かったなと思ったし、家に帰りたいと思えるほど家での今の日常が安定していたり安心できる場所だったりもするだろうことがわかって、そんなこんなの思ったことを書いて返信した。


そしてその翌々日に、例の宿で初日のごはんのあまりを塩にぎりにして持ち帰ったごはんを朝、焼きおにぎりにして食べておいしかったことを友さんに連絡した。


冷凍するとごはんはどうしてもおいしくなくなると言っていたから、私が普段ごはんは冷蔵庫で保存してそれで数日おいしい状態を保てることを伝えて、それの立証ではないけれど今回の宿のごはんが5日目の朝まで冷蔵庫保存でもったことをゴリ押しで報告した。


余談だけれど、義弟が新潟の米は冷めてもおいしいところが他の米と違うと言っていたことがあって、言われるまで気付かなかったけれども、たしかに弁当に持って行っても冷たいままでも十分おいしい。


ましてや友さんは道の駅で魚沼産コシヒカリを買って帰ったからより一層おいしいだろうと思った。


夜になって友さんからLINEが来て、買ったお米とスーパーで買った味噌汁の液体エキスで作った夜ごはんの写真が送られてきた。


卵かけごはんの茶碗はぶっしーがくれた茶碗だよとあった。


多分10年くらい経つような気がするけれど、いつかの時もう1人の友達と合同誕生会をしたことがあって、3人でお互いにプレゼントを用意したことがあって、その時友さんには茶碗にも煮物とかを入れる器にも使えそうな味のある器を1つプレゼントしたことがあった。


そんな風にずっと長いこと大切に使ってくれていたんだなと今回初めて知った。


とてもとてもしつこいけれども、イケメン上司とはこういうやりとりを1つとしてやれなかったんだなと、言葉だとなんだろう、「無念」かな、とても残念な気持ちでいっぱいになる。


イケメン上司が私に名刺をくれたのは、別にプレゼントとかそういうことじゃなくて社会儀礼上そうしたに過ぎないし、私が押し付けた手紙などあんなのはもう押し付けられたもので贈り物じゃない。


ましてや今現在どんな形としてあるのか、もしかすると灰となってもうこの世には存在していないかもしれないことも含めてどうなっているのかわからない。


こうしたほっこりエピソードを期待する要素が微塵もなくて、なんだか悲しくなってくる。


旅も旅の前後も楽しかったけれども、私が本当に欲しいものは中身がなんだとかいうことよりもそこにイケメン上司がいてくれるかどうかなんだなと改めて思った。


そんなこと思ったってどうにもならないけれども、脳みそも心もそんな風に都合良く解釈してくれないから、私の中では無限にモヤモヤが残って仕方ない。







信じられないくらいに赤裸々に色々書いたけれど、実はひっそりと野望というか願望というかも裏にあった。


イケメン上司がこれを読んでやきもちやいたり「このままだと男友達と誰彼構わず出かけるからそれは阻止したい」とか、そんなこと思ってくれたらいいな、そしてその先にはさらに「武士俣さんに連絡してみよう」とかなってくれないだろうかとか、本当に勝手すぎる願望が裏側にある。


ブログを見てくれてるのはわかる。


それはわかった。


けれども、それ以上の関係など望まれていないんだろうなということも暗に含んでいるような気がしてならない。


ブログ見るくらいなら害にならないし、別に交流などしなくてもそれがOKなのがブログだから、これが全てなんだろうなと思う。


私と旅をするなんて罰ゲームみたいなものかもだし、そもそも交流したいなどと思われていないからこその今なんだろうし。


旅とかハードル高すぎだからまずはごはんでもお茶でも電話でもなく、LINEとかメールとかね、そういうところからのスタートだと思うけれど、そういうことさえも望まれてる感じがしない。


だから私が誰とどこで何していようがそんなのは俺の知ったこっちゃないの範疇だろうし、何か突き動かされるような強い感情が私に対してあれば今頃はもっと違っていただろうなと思う。


重軽の石は、単に私の願望が炸裂してそれ故に石が軽くなってひょいと持ち上がっただけかもしれない。


とかいうことをまたグルグルと考えながら、とりあえず書き切れたことにホッとした。


私は予定通り、明日携帯を買い替えに行ってくるから、この携帯でアップできるのもこれが最後の記事になる予定。


丸5年使った携帯で、電源に問題なければこのまま使い続けてもいいくらいだけれど、さすがにもうバージョンを上げないと使い続けることが難しいようだから、面倒で仕方ないけれど明日替えてくる予定。


その記念すべき最後のブログがイケメン上司にまつわる話で良かったなと思っている。


これは旅の話をしているようだけれど、中身は基本的に「イケメン上司との色んなことを私がどう思ったか、思い続けたのか」という軸の上に単に旅の諸々が乗っかっている、そんな感じの構図。


明日は10月29日で月蝕を伴う満月とのこと。


今ブログを書きながら外を見たら満月みたいな月がよく見えて、なんだか良い締めくくりだなと思った。


そしてそのしばらくした後今度はバシャーとスコールのような雨が降って月は見えなくなった。


とにかく、イケメン上司との交流も明日の月蝕によってもたらされるといいなとまたまた神頼み的な願望を願ってこのブログを終わりにしたいと思う。

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