2023年8月9日水曜日

タイミング

最近作った巾着袋
まだ使い道を考え中

ミニ・カードリーディング用マット
この柄もリバティ

もう1つの面
どちらもかわいくて気に入ってる♡

立秋の朝
2023/08/08

数分後の空

太陽が顔を出してきた
刻一刻と変わる空模様

朝日降臨

立秋の翌日の朝焼け
2023/08/09

左が男性キルト作家さんの本、
つい昨日8/8到着したばかり
真ん中と右は20代の頃に買った本

宮谷真知子さんサイン入りの本

20代の頃に買ったキルトジャパン



「タイミング」という言葉がパッと出てきたから、タイミングという言葉から思いついたものを順に書いていこう。

週末はとあるリバティの生地をメルカリで買おうと、そりゃもう数分おきに携帯のチェックに余念がなかった。


日本でもほぼ完売の柄で(というのは調べてわかった)、メルカリではそれをいいことに高額化していて手が出せずにいた。


そんな折に個人でとても良心的な値段で出してる方が突如出てきて、それを何回も狙うも即完売で土曜も日曜も惨敗だった。


そうしたらさっきポチポチとその方のサイトをクリックしたら、きたー♪─v()v─♪、購入できるようになっていた!


即ポチってようやく購入することができた。


メッセージをやりとりしたら、今回はなるべくたくさんの人に行き渡るように、それで細かく出品されてることを教えてもらった。


私としても願ったり叶ったりで、それで何を作るのか全くわからないけれども、とにかく無事に手にすることができた。







日曜日(8/6)、友人ノムと約2ヶ月ぶりにおしゃべりをした。


互いの色んな事情(私のは単に夜早々と寝落ちするのと週末は疲れて寝てるか縫い物しているか出かけてるかのどれかで、電話の選択肢までいかなかった)でまさかの最後におしゃべりしたのがノムの誕生日を直接お祝いした2ヶ月前でお互いにビックリした。


日曜日ピッタリとタイミングが合って、楽しいおしゃべりタイムの昼下がりとなった。


このタイミングはもちろん、さらに嬉しい提案をノムがしてくれた。


リバティ(イギリス発祥の老舗メーカーの布)にハマっていることはノムに前々から話してあって、ここにきて20年ぶりくらいにパッチワーク熱が再燃していることを言った。


ノムは「パッチワーク」という言葉も物もきちんと知っていて、なんとお母さんがパッチワークをしていた人で家にはクリスマスとか季節毎に飾るものをお母さんが手作りしていたと言っていた。


ノムは私に、リバティを使って私オリジナルのオラクルカードを作ってみたらどうかと言ってくれた。


布をパッチワーク的にコラージュするのはもちろんのこと、そこに占星術やタロットの知識もあるからそれらを全て組み合わせて私個人が世界で1つだけのカードたちを作る。


そんな超素敵なアイデアを出してくれて、私はそれに乗っかった٩(ˊˋ*)و


早速アイデアは着想して、2ヶ月以上ご無沙汰している普通の日記帳に思いついたメッセージたちを書き記している。


日記帳はご無沙汰しているけれど、誕生日に始めた5年日記の方はそろそろ5ヶ月経過するけれどほぼ毎日書いている。


早々と飽きるかと思いきやそちらは長くずっと続けている。


そんなこんなで、ノムとタイミングが合った電話のおしゃべりにより、色々と楽しい未来の計画が始動した。







これもタイミングだと思う。


リバティを色々集めたはいいけれど、柄と柄を組み合わせるのはセンスの無い人がするにはあまりにもハードルが高く、当然その壁にぶち当たった。


そこで本を見てアイデアをもらうことにして、そして柄の王道、パッチワークに行き着いた。


20代の頃にハマったパッチワークの本だけでは事足りず、『キルトジャパン』と呼ばれるパッチワーク雑誌を数冊メルカリで購入した。(そして他にも数冊、メルカリやらブックオフやらで買った( ̄∀ ̄;)


キルトジャパンの100号記念の回の本は当時買って持っていて、その良さは知っているからキルトジャパンには何の抵抗もなくすっと手が伸びた。


何冊か取り寄せたものはどれもこれも良くて、それらを見た時に「残りの人生で1つ大きなキルトを作りたい!」と思った。


そんな話をノムにしたら、例の布を組み合わせてオラクルカードを作るアイデアをくれた。







何冊か取り寄せたキルトジャパンの中に「ケイフ・ファセット」という名の英国の男性キルト作家の人の特集があった。


初めて聞く名前でキルトジャパンを開くと、そこには私がとても好きな色使いの作品たちが掲載されていた。


本当に素敵な作品たちで、本を出していることを知って早速Amazonで本を探した。


けっこうたくさん出してるようで見つけたは見つけたけれど、1冊数千円から数万円まで信じられないくらい高い値段で出ていた。


ちょうどメルカリで1100円で売り切れた本を見つけたばかりで、何とかしてそのくらいの値段で手に入らないものかと超検索しまくった。


そうしたら別の彼の本でなぜか送料合わせて640円みたいなそんな本を見つけて、即刻ポチった。


時々そういう不思議な巡り合わせが私の場合起きるけれど、その本は私にとって必要な情報が盛り込まれているんだろうなと思った。


ありえない破格値で、だからこそ私がすぐに買えて自分のところに届くものというのは、何か大切なものを携えていると考える方が私には自然で、今から到着するのがとっても楽しみになっている。


これもタイミングだなと思う。







もしかしたらどこかに書いたかもしれないけれど、私がパッチワークを知るきっかけはこうだった。


人生最初の職場、児童養護施設に勤めていた時、当時の現場トップの先生がパッチワークをされる方だった。


I先生は異色の経歴の持ち主だった。


みんなどの先生たちも保育士1本でずっとされてきた方ばかりの中でI先生だけは違っていた。


元々はプロの手芸家で、35歳頃と本人は言われていたと記憶しているけれど、それまでは百貨店に自分の手作りのものを卸すような仕事をされていて、でも35歳くらいの頃に自分の恩師に保育の仕事を手伝って欲しいと言われて手伝って、それがきっかけで保育の道に入ったという方だった。


私の何が良かったのかわからないけれど、とにかくI先生には本当に可愛がってもらって、家にも二度三度呼んでもらって(うちから40キロくらい離れてる)、そのI先生宅訪問によってパッチワークを知ることになった。


I先生は2年目か3年目の時に完全なる退職をされて、その後いつかのタイミングで個展に出ますというはがきをもらって、その個展というのが写真家の蜷川実花さんのお母さん(蜷川幸雄さんの奥さん)でキルト作家の蜷川宏子さんのグループ展に出るとあって、本当に本物のプロの腕前なんだと改めて知った。(会場も東京都内の山手線沿いとかのデパートか何かで一等地だったと思う。)


I先生のお宅に行ったその日の夜かその後直近の休みだったかに、家にあった布やハンカチを数センチの正方形に切り取って3枚ほど縫い合わせて人生初のパッチワークをやってみた。


見よう見真似でやってそれでできたのと、これなら自分もやれそうと思ってそこからどんどん開拓するようになった。


もしI先生に出会わなかったら私はパッチワークにも出会わなかった気がする。


20代の私からして、多くのキルト作家さんの書籍というのはおばさんやおばあさんウケが良さそうな色や柄の組み合わせで、今見てもダサいと思う。


そんな中、I先生の作るものは本当に素敵で、カラフルとかいうわけではなくてもすごいセンスあるものたちばかりで、見ていて魅了されまくりだった。


だからI先生に出会わなければ私はパッチワークに見向きもしなかったと思う。


余談だけれど、蜷川宏子さんが作られるキルトの色彩は、まさに蜷川実花さんの写真に表れるような色彩で、当時から私は蜷川宏子さんのパッチワーク本が好きで今も大切に保管している。


そして、今回取り寄せて買ったケイフ・ファセットさんという男性キルト作家の方は、蜷川宏子さんや蜷川実花さんを彷彿させる色使いの方で、本の中でもビビッドなカラーに溢れている。


とにもかくにも、I先生と出会ったことが私にパッチワークという世界を教えてくれる道標となった。







パッチワーク熱が再燃した、数ヶ月前のある冬の日だったと思う。


「キルトフェスティバル」と呼ばれる大規模なパッチワークイベントが毎年東京ドームで行われていて、それを思い出して調べた時があった。


20代の頃、ある時父が私に1万円をお小遣いとしてくれて、今思うと誕生日でもないのにお金をもらったのはその時だけに近いかと思うけれど、その1万円をどう使うかという話を父と母とおしゃべりしながらたしか母が「物じゃなくても体験に変えるのもありだ」と言って、それでそのタイミングでちょうどキルトフェスティバルがあってその交通費とチケット代にしたことがあった。


初めてのキルトフェスティバルは本当に楽しくて、私はずっと開場から閉場までたしか8時間とかいて、とにかくずっといても時間が足りないくらいだった。


2回目の年は、都内にいる高校時代から仲良くしていた友達と行って、友達は一周したらもう十分だったけれど私はもっと見たいと言って途中から別行動にした記憶がある。


3回か4回行ったと思うけれど、コロナが原因なのかなんなのか、2020年で最後になって終了してしまったことを知った。


あの時に行けて本当に良かったなと思う。


なんなら最初の年だったかは、クレージーキルトと呼ばれるキルトに惹かれていて、その第一人者みたいな方で宮谷真知子さんという方がいられて、どこにも置いていない宮谷真知子さんの本を東京ドームで買えて、その本を持ちながらウロウロしていたら目の前に宮谷真知子さん風な方がいられて、私は思い切って目の前の方にすみませんと言って声をかけてみたら本当にご本人で、その買ったばかりの本に頼んでサインをしてもらった。


東京ドームというあんな広い中で目の前に好きなキルト作家さんがいるってどれほどの確率なのかと思う。


ちなみに宮谷真知子さんの顔を知っていたのは(たしか本人にも聞かれた)、キルトジャパン100号記念の時の表紙が宮谷真知子さんのキルトで、そこに顔写真が掲載されていたから知っていた。


細かいことはほとんど覚えていなくても、あの時20代の私の感性で色んなプロのキルトに触れて実物たちを見れたことは今となってはとても貴重な体験だったなと思う。







昨日8/8は立秋だった。


連日猛暑日で外は暑いけれども、朝と夕方車の中から空を見て、もう秋が近いんだなと思った。


夏なんだけれど秋を思わせる、そういう空だった。


今回は書かないけれども、「タイミング」という意味で真っ先に思い浮かぶ人や風景も、本当に寸分の狂いもなく起こってくれたタイミングだったんだなとしみじみと思った。


今の目の前の日常が日常でも、当時は別の日常が流れていたわけで、その別の日常に身を置けたことのしあわせや幸運を思った。


やれパッチワークだ、布でオラクルカードだなどとあれこれ書いたけれども、どの瞬間にもずっと自分の中にはあって「在る」ことが常態化している、そんなことにも気付かされた。


20代の私が自分の中にパッチワークの種を植えたように、あの誰かも私の中にポンと本人は無意識に種を植えたんだなと思う。


そんなこんなを書き出すとまたブログがアップできないから、今回はここで終わりにしたいと思う。


今年は有休と欠勤とを組み合わせて、11日から20日までお盆休みにした私٩(ˊˋ*)و


姪っ子たちが来たり本家の親戚の方たちが墓参りに来たりとお盆らしい行事が続くけれど、その時もまた「タイミング」が合えば何か起こったり出会ったりするんだと思う。

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