2023年6月29日木曜日

一回りした曜日


2023/06/29()

昨日(6/28)の仕事中、今年の29日は木曜日と気付いて、ネットで2017年の曜日を調べた。


私の記憶が間違っていなければ2017年の629日も木曜日だったはず、そう思って調べたら本当にそうだった。


その時の外は大雨で建物中に大きな雨音が響いていた。


もしこんなに雨があの日降っていたのなら作業は中止か延期だっただろうなと、そんなことを考えていたら本当に天気の神様というのが存在しているのかもしれないと思った。


あの日、超がつくような真夏日で雲ひとつない青空が広がっていたように記憶している。


とにかく暑くてゲリラ豪雨とかそんなの1ミリも心配しなくて良い天気だった。


6年前のあの日と今日とはずいぶん天気が違うなと思いながら、また眠くなる英訳点検作業に戻っていった。







あっという間に曜日が一回りした。


毎年629日になると、今年は月曜日かとか惜しい!水曜日かとかそんなことを思っていたから、とにかくまさかの一周してまた木曜日になるだなんて、まるで昨日とかおとといに起こったことみたいなのにもう6年分の時計の針が進んだとは信じられない気持ちの方が強い。


親指を2017年にして、201720182019…と順に指を折って数えて、今年は薬指のところの7を指す年になった。


あの日を1と数えたのなら今年は7回目の夏になる。


ずっとずっといてくれたんだなと思った。


現実の関係はさておき、あの日からずっとずっといてくれた人なんだと改めてしみじみと振り返ってありがたさやぬくもりに似た気持ちがムクムクと湧き上がってきた。


もしあの日、何にも起こらなかったとするなら私の人生はまるっと違うものになったし、現実的な人間関係は手にできなくても知らないまま人生の駒が進むなんてことにならなくて良かったと心底思っている。


あの日同じ場所にいたイケメン上司は、私がしつこいくらい言葉にしてきたからあの日のこともそれとなく記憶に残りつつあるかもしれないけれど、もし私が言葉にしなかったのならあの時の超一瞬の出来事は忘却の彼方に旅立っただろうと思う。


イケメン上司の記憶にはあの瞬間のことがどんな風に記憶に残っているのかはわからないけれど、ほんの少しだけ記憶の片隅にあの瞬間のことやあの瞬間にいた私のことなんかが記憶に残ってくれているのならもうそれだけで御の字だなと思う。


次の日から私はどんな気持ちで仕事に行ったのかそのあたりは全く記憶がないけれど、あの時からずっとずっと変わらない存在や変わらない気持ちが続いて今になったんだなと気付いたら、私としてはなんだか知らないけれど救われた気持ちになった。


色々と目まぐるしい自分の人生の中で、唯一変わらずに在り続けてくれたもの、在り続けてくれた存在、そういう人にあの日の私は出逢えたわけで、本当に宝くじが当たった以上の人生の大当たりだったなと思う。


どこでどうしているのか全くわからなくても別にそれで私は困ってるわけじゃなくて、知りたい気持ちと現実はマッチしていなくてもそれでも私は別のもっと大きな何かを手にし続けた時間だったと感じていて、それはそれでありだと今の私は思う。


しあわせのバロメーターを測る機械があったとするなら、私はある視点からするととてもしあわせ度が高かった時間だったし、後悔もないからいいかなと思う。


もちろん叶って欲しいことや形になって欲しいことはたくさんあるけれど、これはこれでありかななんて思ったりもする。


一生記憶に残る素敵なものがやってきたことには生涯変わらないから、そういう部分をこれから先は今よりもこれまでよりも大切にしていったらいいのかなと思う。

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