断捨離スイッチ再び。
ちょっと嫌になってきたから、手紙の整理をすることにした。
今のアラフォー世代は、高校の頃にポケベルが流行った世代(たしか私は高3だった気がする)ゆえ、基本的にやり取りするのは手紙だった。
(私より1つないし2つ下の人たちはまた違うかもしれない)
私高校の時、授業中何してたんだろ?と思う。
朝は7時半前に家を出て、部活は引退するまで毎日夜の9時帰り、10時間ほどで夜ごはんに朝ごはん、風呂とあったわけだから、さらにテレビも当時はドラマを欠かすなんてあり得なかったから、家での生活はすごい慌ただしかった。
ということは、手紙は全て授業中に書いていたと思う。
よく卒業できたなと思う。
手紙を読むと、お互いにすごい恥ずかしいことまで平気で書いてて、高校生ってすごいなと思った。
色んな意味で赤裸々すぎる高校生の話に、今読むと顔から火が出そうになる。
多分一番手紙交換したのは、3年間クラスが一緒の子で、席が前後になった時なんかは授業中先生が板書してる隙を見て手紙を行き来させてた。
学校での勉強の風景が1つも思い出せないのはそのせいだと思う。
特徴ある先生の癖とかは覚えているけれど、あとはもう記憶にない。
しかも当時はファッション雑誌に「手紙の折り方」が掲載されるほどの手紙ブームで、すごいアクロバティックな複雑な折り方を周りも私も気が向くとしていた。
牛乳瓶の形をはじめ、ハートにイチゴにワイシャツに…と本当に色んな折り方が流行った。
高校の時はしなかったけれど、中学の頃は交換日記なんかもしていた。
今はLINEとかSNSでのやり取りが当たり前なんだろうけれど、私は当時の手紙ブームを知っている世代で良かったなぁと感じる。
手紙はどうしても一対一のやり取りになるし、何がいいって時差があること。
LINEのようないちいち「既読」表示もないし、簡単にその場で返信するものでもないから、自分のペースで書いたり読んだりできるのが良かった。
手紙はどうしても生活に密着した話になるから、断トツで多かったのは恋愛の話(←この赤裸々具合が凄かった)、他にも友達関係や進路のこと、あとはちょっと気になる話題とか。
毎日毎日よくぞそんなに話すことあるな!というぐらいにお互いにやり取りしてた。
今すごいの出てきた!
女の熾烈な戦いじゃないけれど、誰それが学年中から嫌われててみんなでしめるか!と言われているみたいな噂が立ってるとかなんとか…、授業中のやり取りの手紙の中にあった。
男関係が派手なのが気に入らないだったかな?、それが同じグループの子だったから、その子とどうする?聞かなかったフリする?やんわりと本人に言う?みたいな相談をしてた。
今なら100%放っておくというか何かアクションが本人からあるまでは静観するけれど、高校生は家と学校、あとはせいぜいバイトの往復でしかないから、一事が万事でかい話に発展してた。
「好きが飽和状態」と書いてた友達もいた。
「好きな気持ち」の「好き」をひたすら色んな角度から分析していて、それって本当に好きなのかな?とか、色々自問自答していて面白かった。
詩人みたいな言葉もたくさん書いてた。
ちなみにその頃から私は友達にはとても恵まれている。
高校生になって初めて「媚びる女」というジャンルに属する同性を見た。
学年一美女と言われる女の子がいた。
1学年360人ぐらいいて、男女半々ぐらいだったから、180人ぐらいとして。
その中の何人かは学年どころか学校中で可愛いと噂になった。
名前は知っていたし、顔も知っていた。
友達がクラス同じで同じグループだけど実は苦手だと知ったのはうんと後からだった。
ある時、その美女とうちらの部活の準備がちょうど重なって、同じ教室の中にいた。
私が多分人生で見た同性たちの中で、一番立ち居振る舞いが下品な人だった。
机に座り、椅子に足を置き、ヤンキー座りみたいながに股具合で、言葉遣いも「えっ!」って見ちゃうぐらいの汚さだった。
着替えの関係で中には男子は誰もいなかった。
これが1人でも男子がいたら、それはたとえ本人の好みの男子かどうかは関係なく、生物学上「男」なら、これがいきなり超変わる。
私は普段のはにかんだ可愛さやキュンとなりそうな仕草しか見たことがなかったから、あまりの差に目を疑ったぐらい。
全くの別人で、どうしたらそんな風にスイッチを入れ替えられるのか知らないけれど、とにかく見事なまでに別人になっていた。
というような悪女的な女子は友達にいないなと気付いた。
学年中が知る可愛い子とも友達だったり(←部活の子だから今でも会ってる)、その後も美人や可愛い子たちと知り合ってめちゃくちゃ仲良くなったり今も仲良しだったりするけれど、気付けば性悪な女子は誰もいない。
女子なんて呼べない年だけれど(苦笑)、みんなに共通しているのは「団体行動苦手、適度に距離が必要」というポリシー持ちなところ。
だから、ベタベタした関係は当時からなかった。
そして、私の女友達の傾向として、生き方全般について話す子の方が多くて、会っても話すことと言えば、生き方や仕事、パートナーシップ、自分の内面、趣味とか、そういう話が多い。
流行とかの話は気付けばしたことがほとんどない。
そのせいだとは絶対に言わないけれど、気付けば大学の辺りから流行を知らなくても困ったことが一度もなかった。
10月6日(土)
おじおば親族一行が来る前に片付けた日の記録。
この話、もっと続けたら面白いけれど、あまりにも記事が溜まりすぎたから、とりあえず出せるものから出していく。
ちなみに上の手紙の束たちは片付け終わった!
中サイズのスーパーの袋一袋分は今回破棄できた。
余談だけれど、文中に出てくる学年一美人な女の子、あの手のタイプがモテるのはその後も何人か見た。
男性からは絶大な人気を誇るものの、20代の終わりあたりからそういう女の人苦手とか、もっと違う面を重視する男の人たちから話を聞くことが増えた。
外見も大事だとは思うけれど、それ以外の部分を大事にする男性も多いとわかって何だか嬉しかった。
10月10日(水)
0 件のコメント:
コメントを投稿