2018年9月27日木曜日

人生の一期一会

午後の睡眠から目が覚めたら17:49の表示。
自分は出た頃かな…と回想した。
最後に背中を横目で見納めして、外に出た時は車を見て、明日も当たり前にくると思っていた明日がもう来ないことを信じられない気持ちでいながらその場を去った。
あれから1年。
忘れた日どころか忘れた瞬間が存在しなかった。
外側の環境はずいぶんと変わったけれど、自分の心の中は同じだった。
本当は今日は1年前と同じように夕方からコメダに行って、1年前を振り返るつもりでいた。
振り返りノートも書く気でいた。
日記も書く予定だった。
ところが急なヒーリングを昨晩施してもらって、多分それで好転反応出て強烈な眠気で今日は日長1日寝ていた。
携帯の交換もままならず、画面ぐちゃぐちゃのまま書いてる。
さっき少しだけ数ヶ月前の過去の自分のブログを読んだ。
リアルな感覚をまた思い出した。
「今しかない」あの迫りくる感覚を思い出した。
忘れられそうにもない。
年がら年中発動はしなくても、時々やってくる「今しかない」感覚。
今日も今日で、このまま寝て明日に備えようかと思った。
だけど、やっぱり今日なんだと思った。
最後の挨拶の時の冷たく感じた声も凍りそうな空気も、そもそも鉢合わせした私のことも受け入れる心のスペースさえもうありませんと言わんばかりの感触も、そこにはまだその人がいた。
横目で見たとは思えないぐらいに最後の光景の記憶もしっかりとある。
すれ違う人生を受け入れる他なかった。
すれ違う人生のその後の計画なんて考える余裕もなかったし、激しい感情に呑まれまくってそれどころではなかった。
私の日常において、1年前のその日の記憶なんて普通はない。
よほど大きなインパクトでもない限り忘れる。
だけど1年前の今日はまるで昨日のことのように記憶に残っている。
その人の人生に足跡を残したかったのは本当の気持ちだけれど、その日のことを覚えているのは自分だけでもいいんじゃないかなと今は思っている。
なんなら、出逢いそのものも私の記憶にだけ鮮明に残ってしまってもいいと思う自分がいる。
私はこの1年毎日大事にするものを持っていた。
体は色んなことをする。
食べたり眠ったり働いたり話したり…常に何かをしている。
心も色んなことを考える。
こちらもほぼ不眠不休。
その中で、何でもすぐサボりがちな私が、とにかく自然にいつも大事にしていたものがあった。
その人が人生に現れてくれたことで大事にするものが生まれた。
自分の気持ちやその人を想う気持ちや人生に起きてくれた素晴らしいこと、そうしたものを本当に大事にした毎日だった。
それだけのすごいものをもたらした人だった。
だから、相手の気持ちや相手の記憶の度合いはどういうものであっても、私側は確実に大事にする何かをいつも持つ日々だったことには違いない。
大切な人と生きていけるのはすごいしあわせなことだと思う。
でも、大切に誰かを想えること、たとえ一緒に生きていなくても、それはそれでとてもしあわせなことだと感じる。
一方通行な感じとかは痛々しいと思わなくもないけれど、それでもそれでも誰かを大切に想えたりその人の無事を祈ったりできることはしあわせなことの1つに数えられる。
それは欲しいと願って手にできるものじゃないから。
頑張って手にできるものでもない。
ましてやお金とか知識とかを使ってできることとも違う。
息を吸ったり吐いたりするように、誰かを想う誰かの無事を祈るなんて、人生における最高の一期一会だと思う。
誰に習ったわけでもない、学校や仕事で教えてもらったわけでもない。
人を大切に想うとか、そういう気持ちは自然に湧くとか、本当にすごいと思う。
冷たさや背中を向ける気持ちとかも本当にあったことで、それは否定しない。
だけど、それはこの出逢いを否定する理由にはならなかった。
私には冷たく感じたその人も背中を向けたその人も、どちらもその人そのものだった。
最初の日に特大の安心感をくれたのも、その後一生忘れない優しさをくれたのもその人そのものだった。
全部ひっくるめて、その人を見て感じる時間が人生にプレゼントされた。
そしてその後のこの1年は、その人を大切に想う気持ちをプレゼントしてもらった。
さっき手紙の下書きを引っ張り出してきた。
本物の方はどうやって運ばれたんだろう…って思いを馳せた。
こういう妄想めいた想像の時間も楽しい。
うそじゃなくて本当に存在したわけだから、それでいいと思う。
じっくりもう一度読み返すのも楽しいかもしれない。
あの頃にはもう戻れない。
いつでも時間は前に進む。
それでも、進む時間の中でずっと引き継がれていくものがある。
その引き継がれたものによってこの1年は最高の一期一会を日々プレゼントしてもらってた。
この7個前の文章からちょっとした細工を施した。
それも気付いてもらえるかどうかは別にして楽しい時間だった。
思いつくままに書いたし、読み返してもないからどんな文章かわからないけれど、うそは1つも書かなかった。
このままアップする。
最高の一期一会と色々あっても尚人を大切に想う気持ちとをプレゼントしてもらえた1年だった。
ありがとう。
このブログの中でも何回も書いたけれどまた言う。
私の人生に現れてくれてありがとう。
喉調子悪くしてないかな…とこの1年何回か思った。
今も突然ふわっと出てきた。
結局渡さなかったけれど、いつかの夏の日、きんかんのど飴買いに行った。
今なら龍角散買う。
龍角散の方が確実にのどに効くとわかったから。
のど悪くしてませんように…。
ぶっちゃけ言えば、龍角散を「はい」って渡せる関係に憧れた。

0 件のコメント:

コメントを投稿