海見ながら、カモメの鳴き声聞きながら、時々波音に耳を澄ませながら、ゆっくりのんびりと時間を過ごしている。
今日快晴と知り、急遽海に行くことにした。
私は前回?前々回?に海が見えて人のいない絶好の日陰スポットを見つけたから、今日もそこを目指した。
ノート、日記帳、本、アイスコーヒー、おやつ、寒くなった時用のカーディガンを持って出かけた。
カーディガン大活躍で、今着ながらこれを書いてる。
本当に自由気ままに過ごしている。
家で支度をしていた時、ジーパンを洗ったことに気付いた。
ジーパンがないから、ロングスカートを履くことにした。
夏色のスカートは、凪風に吹かれてふわふわしている。
履いてきて良かった。
ちなみに今日一番の萌えポイントは上に着ている服の方だった。
ジーパンからスカートに変更したのはいいけれど、上に着る適当な服がないことに気付いた。
別のTシャツを着ていこうとしたけれど、色合いがおかしくてやめた。
そんな時、ふと一枚のシャツと目が合った。
10年前、29歳の時にメキシコで一目惚れして買ってきた、刺繍の入ったシャツだった。
スカートともよく合っていて、それにしようと決めた。
そのシャツは一点物で、どうやら洋裁作家さんが自分でデザインして作ったものらしかった。
刺繍のデザインといい色合いといい気に入って買ったものだった。
去年の夏はたしか一度も着ておらず、今年も全く袖を通してなかったけれど、ふと今着たくなって着てみた。
鏡の前に立って驚いた。
10年前に買った服が過去最高に似合っている!
今の年齢の自分だからこそ、余計と服のデザインが際立った。
色も今の自分の方が似合っている。
10年後の方が似合う服なんてあるんだなと初めて知った。
作りもしっかりしているから、これから先もあと数年は楽しめそう。
頻繁に着ないから、生地も傷まない。
しかも形もデザインもそもそも流行とは無縁なものだから、流行り廃りもない。
服も相当数、断捨離したけれど、この服は最後までどうしても捨てられなかった。
気に入っていたこともあったし、思い出もあるから、余計と踏ん切りがつかず、引越しの度に一緒に運んだ一枚だった。
まさか10年後の自分にこんなプレゼントをしてくれる服だとは今日の今日まで知らなかった。
そして、29歳よりも39歳の自分の方が楽しめて、似合う服があって、服も自分も魅力が増すというのは、すごい素敵な体験だと断言できる。
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