「キロンは土星と天王星の間を楕円形に回っていて…」
今日姪っ子と妹たちが帰ってから、早速木のテーブルを出してその上に必要なものたちを乗せて、ホロスコープの勉強の続きを始めた。
この数日溜め込んだ情報のまとめをノートにした。
その時に出てきた言葉が冒頭の説明だった。
土星と天王星の間…どこだろう?
普段ならスルーする。
はっきり言って困らない。
だけど、今回の最大のテーマは「キロン」で、土星と天王星の間がわからないとその後に続く文章の意味もわからなくなる。
初めて天体の位置というものに興味が湧いて(必要に迫られたとも言う)、iPhoneで検索。
出てきた画像を見ながら、天体の位置関係を初めて知った。
「水金地火木土天海冥」
驚いた。
あの中学の頃、呪文のように覚えた天体の位置の略語がそのままホロスコープの天体の意味と重なった。
姪っ子が私のディズニーのお菓子缶を勝手に開けてそこから色鉛筆を出していたことを思い出して、私も色鉛筆を出した。
コンパスで律儀にも半円をいくつも書いた。
そして、太陽に始まり、水星、金星、地球、火星…冥王星と絵を描いて色を塗った。
本当に今さら、その天体の位置を初めてきちんと知った。
そしてキロンがどこをウロウロしてて、そしてキロンの意味とその前後の天体の関係とが初めてわかった。
ものすごく理論に適った天体の位置具合だった。
こうやって教えてくれたら、私の中高の理科ももう少し成績が上がったのかもしれないと思った。
私は全科目の中でも理科だけは、もうどうにもこうにもならないぐらいに理解できなかった。
中3の受験生の時は、先生から志望校合格のためには絶対に理科を上げなきゃいけない、と言われ続けた。
それも50点満点中20点も取れたら良かった理科を40点まで引き上げろと言われた。
倍の点数まで引き上げるなんてとんでもなかった。
だけど、私はいじめから逃れる=地元の高校は絶対に嫌、そしてプールがないというのも大切で(ほとんど泳げない)、私の学力でも何とかギリギリ入れて、その他全てをクリアして行ける高校は1つしかなかった。
負のエネルギーというかモチベーションというのは凄くて、私は本気の本気で理科を40点以上まで上げた。
同じ問題集を3回以上したし、意味のわからない法則は、一か八かの勝負で、とりあえず基本だけは覚えた。
応用は効かないけれど、基本を問われる範囲なら答えられるところまでは何とかした。
おかげで高校は志望校に入れたけれど、その後も理科はわからないままだった。
高1の理科は、学校の方針なのか化学が必須だった。
よりにもよって化学。
さっぱりわからなかった。
今思い出しても、化学とは一体何を勉強する科目なのか全然わかってない。
変な記号のオンパレードに、変な公式に、しかも1つの公式を使うのに別の公式も必要で、さらには別の公式になると記号まで変わってさらには数学でも習わないような計算式も生じて…ということしか思い出せない。
あれは何を求めてたんだろう。
私は世界史でいきなり赤点を取ったけれど、化学も実はその域に入ってた。
だけど、テストの見直しの時に、よくよく計算したら先生が間違えていて、私は本来赤点なのに、プラス1点のおかげで赤ではなくなっていた。
テストの解説なんて何も聞いてなくて、私はこの幸運にひたすら感謝してその時間を過ごした。
当たり前だけど、先生に点数が間違っていて赤点ですなんてことは申し出なかった。
今思うとよく高校を卒業できたと思う。
大学では生物だけが理科の分野では必須だったから(福祉の専攻で、人体の作りを知っておくために生物だけは必須だった)、本当に生物だけ取った。
アメリカはABCDFの5段階評価で私はギリギリのDだった。
Fはfailure(失敗)のFの略で、単位不認可・不合格の意味だった。
Fがついたら再受講しないと卒業できない。
だから私は超ギリギリだった。
ギリギリでもいいから、それをパスできたことに心底胸をなでおろした。
そんな黒歴史だらけの理科において、まさか40も手前になって、こんな風にすごい興味を持って理科の勉強をしたのは人生で初めての経験だった。
「水金地火木土天冥海」と私のiPhoneは変換するけれど、海王星より冥王星が遠いんじゃないのかな?と私の中では腑に落ちない。
とりあえず私はホロスコープの天体に合わせた順番さえ知れたらそれでいいから、それ以上は全く気にならない。
ホロスコープでは、太陽星座、月星座だけじゃなく、他の全ての天体にもそれぞれ星座がある。
だから火星星座もあれば冥王星星座もある。
それぞれに意味があって、例えば火星星座なら36〜45歳までの間に誰しもが平等に与えられたその天体の星座=生まれ持った特質を活かすチャンスに恵まれてる。
それ以前やそれ以後が全く効力がないということではないけれど、その年齢域の時に一番力が強く発達すると言われてる。
私は大抵の人が中年の危機に陥るなら、みんながみんな自分のホロスコープを読み解いたらいいのにと思う。
少なくとも暗中模索するよりも、信じる信じないは別にしても、どういうテーマや強みを自分が人生で持ってるのかを客観的に知るだけで随分と違うと思う。
特に男の人たちなんか絶対に目からウロコだと思うから、誰にも相談できないならそういう占いではないけれど、そうしたツールに頼るのも絶対にありだと思う。
そんな風にして火星だの水星だのと習っていたのなら、私の理科に対する苦手意識もかなり和らいだと思われる。
ちなみに今日あれこれと調べながらノートにまとめながら思ったこと。
私がホロスコープを使って読み解きたいのは主に2つ。
1つは、自分の癒しのポイントを知ること。
傷を放置しておくのはあまりよろしくないから、それを客観的に知って、そこからまたもっと具体的な癒しに繋げていくのが最終ポイント。
傷が癒されれば癒されるほど、確実に生きやすくなるし、自分がやってみたい!と思うことに対して怖いながらもやれるようになる。
だから癒しのポイントを色んな角度から今見ている。
2つ目は、自分の生まれ持った才能を知ること。
色んな生活の分野での強みがホロスコープでわかる。
例えば私なら、場の空気を読むとか、相手の気持ちを推し量って話を聞くとか、何となく閃くとか、奇想天外な方法で問題解決するとか、まぁ他にも色々とホロスコープからわかることがある。
今ざっくりと書いたけれど、それのもっと細かな解読方法があると知って、明日か明後日に3千円もするホロスコープの本を注文する(←今もう少しその内容を調べていて、本当に買うかどうかを見定めてる)。
そんな風にして、自分の強みを知るというのは、とても心強い。
そういうものを全部組み合わせた時に私にしかできない唯一無二のものが絶対にあると信じてる。
別に私が特別じゃなくて、誰しもが同じようにその人にしかできない唯一無二のことがある。
それをもう感覚でどんどんわかって展開していける人はその方向で進んだらいい。
だけど、私は足がすくむぐらいに自分を出して何かをするのが本当に怖くて、でもそれでも何とか形にしたいから、とりあえず固められるところから固めてくことにした。
そのためのツールの1つとしてホロスコープを活用してる。
余談だけど、世の中には暇な人というかご丁寧な人というかがいて、凶悪犯罪を犯した犯人のホロスコープを解析してる人たちがいる。
実は私は自分のホロスコープの特殊な形を調べてる時に、ある特定の個人の人のものがやたらと画像の方に出てきて、名前を見てもピンとこなかったから、それで見たことで知った情報だった。
ワンルームのアパートの中に何人もの遺体を解体して持っていた人のホロスコープだった。
私もその犯人と同じ形のものを持って生まれてる(そういう人、けっこういると思う)。
そしてマニアックな方法のやり方でもっと詳しい自分のホロスコープを出した時、私はこれまで例として見たことないぐらいに強烈な配置のものを自分が持ってることがわかった。
(だから3千円の本を買わないことには読み解けないから、それで買おうと思ってる。)
見た目が強烈なだけかもだけど、ありとあらゆるものを持ってるとしか言いようのない変なものが出てきた。
私は犯人のホロスコープは、犯罪者として生まれるために与えられたその人にしかない才能だとは思わない。
もっと他の表現方法があったと思われるし、そして色々自分の中の折り合いのつかないことにも対処の仕方はあったと思う。
折り合いのつけられないことだらけなのは、何となく想像できる。
でもそれは負の方にエネルギーを注いで、全く罪のない誰かを殺すためにもたらされたものでは絶対にない、と私は思ってる。
それは必ず活かし方がある。
本人にしかわからないやり方でも、絶対にある。
私はそれを本気で信じてる。
自分がそれこそ数々の意味不明な変なことを体験して、それでも生きていて、性格も超良い人ではなくても私と相思相愛で仲良くしてくれる超貴重な人たちもいるわけで、だから絶対に不可能なんかじゃない。
だって、私もそのすごい変な自分のホロスコープを見て、「変人」だと思った。
ある特定の方法で出すとそうなるということは、私の中に確実にその変人的な部分があるわけで否定のしようがない。
それならその素人目にも変人と感じるものなら、それを誰かを傷付けたり自分を傷付けたりするためではなく、もっと有効活用できる方法があると思う。
そういうことを知るためにも、その3千円という高額な本が必要だと感じる。
第一人者の本は絶版で、3千円どころか1万出してお釣りがくるみたいな金額になってる。
近隣図書館探してもどこもなくて、それで色々調べてたら3千円の本を見つけた。
アマゾンの評価はイマイチだったけれど、少なくとも欲しい情報は得られそうなのと、ペンジュラムはYESだから大丈夫かなと思ってる。
話があちこちに逸れたけれど、一生縁がないと思ってた理科を楽しく勉強できるようになって感動したということ。
そして、そこまで調べまくるのは(←ちなみにこの調べまくるのも才能の1つ)、自分を癒したいのと自分が持って生まれたことを知りたい、そしてゆくゆくは自分を活かして生きていたいという希望(野望の方が近い?)の上でやっている。
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