2016年3月5日土曜日

面談時間20分

名古屋市の市報の必要な情報のページだけビリっと破いて今自分のすぐ隣りにある。

ふと目に飛び込んできたのが、各種相談の案内の箇所。

法律相談、行政相談、人権相談と3つ並んでいる。

よく見ると、法律相談に関して言えば、無料は無料だけど面談時間20分となっている。

ちょっと待った!と言いたくなる。

無料で懇切丁寧に1から10まで対応しろなどとは決して言わない。

市の予算の関係も絶対にあると思う。

だけど面談時間20分はないだろうと思ってしまう。

法律関係は全く知らないから何とも言えないけれど、法律を絡めての相談だから絶対に内容は

そんなに簡単には解決できないものが多いのだと予想する。

周りの人たちで本当に弁護士に相談して何かしらの訴訟に挑んだ人たちを数名知っている。

詳しくは聞いていないからわからないけれど、どの人も一度たかが20分で話して何とかなった

とは一言も聞いていない。

どの人も何度も足しげく通い、お金と時間を相当にかけながらそれぞれの問題解決に全力を投資

したことだけは話を聞いていてなんとなくわかった。

この法律相談は何なのだろう?

さわりの部分を話すだけで20分などあっという間に過ぎ去っていくと思う。

賛否両論色々あると思うけれど、有料にしてもいいからもう少し時間を延長できないのかなと

思ってしまう。

それとも単に弁護士を紹介するための顔合わせ的な面談の場なんだろうか?

いずれにせよ、これまでで見たことのない面談時間でびっくりした。

さらに付け加えると、名古屋市の場合は月に2回、平日の午後3時間しかこの相談の枠を設けて

いない(予約制とある)。

本当に必要な人たちは自らの力で弁護士事務所の門戸を開くのだろう。

だからある意味その相談を必要とする人たちはある程度条件が限られてくる。

それにしてもひどいサービスに思えてならない。

独断と偏見に満ち溢れているけれど、これまでしてきた相談業務を振り返ればわかる。

20分なんてあっという間、そしてその中で「相談」となると絶対的に時間が足りない。

法律の絡まない相談でもそうなのだから、法律が絡むとなれば余計と難しいはず。

何を基準に「20分」としているのだろう。

せっかくのサービスがあるのであれば、質を見直しても良さそうなのにと活字を見て思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿