2016年3月24日木曜日

カーテンの洗濯

2枚あるうちの1枚のメインカーテンを洗濯した。

カーテンを洗濯するだけで部屋の状態が良くなるとまたどこかで読み、早速やってみた。

今日は春一番と言わんばかりの突風の日で、元々乾きやすい素材のカーテンだったけれど、外に

干してわりかしすぐに乾いたと思う。

これまでも片手で数えられる位はカーテンを洗濯したことがあったけれど、一度も気付かなかった

「防炎」と赤字で書かれたマーク。

それがわたしのカーテンにも付いていたとは、今日の今日まで知らなかった。

学校のカーテンや大きな公共関係の建物のカーペットなんかにもよく付いているマークだ。

多分見たら、「あぁあれのことか!」と誰でも一度は目にしたことがあると思う。

わたしもよくは知らないマークだけど、なんとよく知っている方のお父様がその「防炎」の素材の

開発なのか何かに関わって、天皇陛下から表彰される○○勲章的なものをもらったそうだ。

最近ではなく、その導入された当時。

そんなすごいものだとは、わたしも、なんならその方もつい最近まで知らずにいた。

それがわたしの家のカーテンにも付いていて驚いた。

もう1つの薄い半透明のニトリで買ったカーテンには付いていない。

多分きちんとした素材だと付いてくる類いのマークなんだと思う。

たった1つのマークだけど、そこにこんな風に物語が生まれるのは素敵だ。

ちなみにその方もなぜ知ったかと言えば、お父様にしたらお孫さんにあたるその方の息子にその

話を家族の集いの席でしていて、初耳だったわそんなことと言っていられた。


今のアパートに移ってからずっと同じカーテンだけど、一度も飽きたことがない。

メインカーテンは探しに探して、なんと買う予定地にも入っていなかった東京の渋谷のロフトで

買ってきたことは記憶にある。

妹の結婚式のついでにふらふらと立ち寄った記憶がある。

最初ニトリで別のカーテンを買ったけど、取り付けたら気に入らずすぐに返品した。

薄い方のカーテンはとても気に入り、今もずっと使い続けている。

メインカーテンは気に入るまで妥協せずに探すことにしていたから、少しでもカーテンの取り扱い

があれば見て回っていた。

探し回っただけあり、今もずっとお気に入りのままだ。


今日洗濯をしてみて、改めて好きなカーテンだなぁと思った。

友達が紹介してくれた不動産の担当者の人が、遮光1級カーテンだと昼間でも本当によく眠れる

位に光を遮断してくれるからお薦めだよと教えてくれて、本当にその通りなことも何度も体験した。

どうしても昼間に熟睡する必要がある程の睡眠が必要な時は、カーテンを閉め切る。

言葉の通り、本当によく眠れた。

デザインだけではなく機能も抜群の、長年の相棒カーテンだ。


洗濯をしてカーテンを元に戻して気付いたことがある。

本当にただ洗濯をしただけでも、なんとなく部屋の空気が違う。

「清浄」という雰囲気をカーテンがまとってる感じ。

そう思って部屋を見渡した時、おおよそ自分の好きなもので満たした空間だなぁと気付いた。

部分部分、気に入らないところもあるけれど、8割は合格ラインだ。

自分が気に入って大切にしていると、それに物も応えてくれる気がする。

逆にいい加減な扱いをしていると、それまたそっくりそのままそういう表情が物に出てる気がする。

あとどの位お世話になるのか予測も立たないけれど、わたしの手元にある限りは愛でたいと

思っている。

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